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■15273  Re[22]: 連合
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/07/29(Thu) 20:08:31)
    さいごに、「連合」ね。
    連合 [(独)Assoziation (仏)sssociation ]  (「現象学事典」より)

    〔フッサールは、あるものを見てそれに類似したものを想起するという通常の意味の連合から、原連合とも呼ばれる連合を区別し、これを受動的発生の原理と称する。通常の意味での連合がすでに構成された対象の間に生じるのに対して、原連合は対象の構成の前提となるものである。受動的発生は内的時間意識による時間構成とキネステーゼによる空間構成を前提にするが、これらは形式的条件であり、受動的発生を実質的に支配するのは連合の働きである。連合の原理は同質性と異質性もしくは類似と対比であり、そのはたらきは「類似したものが類似したものによって覚起され、類似していないものと対比される」という事態を産み出す。連合の第一のはたらきは能動的総合の前提として布置形成を行うことである。類似したもの同士が覚起しあってまとまり、類似していないものと対比される。これによって図と地が分化し、浮き上がった図が自我を触発する。自我による触発の受容とともに能動的総合が始まる。連合の第二のはたらきは統覚的意味の転移の基盤となくことである。新しい対象の認識は自我の能動的総合であり、そこで習得された対象の統覚的意味は原創設として沈殿し、受動的次元で習慣として保存される。この対象に類似したものが現れると、習慣として保存されているこの対象の統覚的意味が類似の連合によって覚起され、いま現れているものに受動的次元で転移される。われわれを取り巻く事物がなじみのあるものであって、そのつど把握解明にする必要がないのは、このような統覚的意味の転移のためである。しかし、統覚的意味の転移はなじみという安定性の半面で、意味のずれを招来する可能性をはらんでいる。『危機』おける近代自然科学批判はそのよう意味の空虚化に対する批判である。フッサールはとくに他我経験の分析において、連合にもとづく統覚的意味の転移を引き合いに出している。この場合ともに現前している自我の身体と(のちに他我の身体となる)物体との連合にもとづいて、我という統覚的意味がその物体に転移され、こうして他我が統覚される。能動的総合の前提として布置形成と統覚的意味の転移の基盤という連合の二つのはたらきは、能動性に先だつ受動性と能動性に由来し沈殿によって習慣になった受動性の区別に対応する。〕

    なんか言葉の意味がごちゃごちゃしてきちゃう。
    ひとまず、「同質性と異質性」「類似と対比」っていうのがあって、これを、自身と他身は〈同じものと覚されると同時に異なるものとして覚されてる〉とでもしときましょうか。

    って、いうことで、「対化」「自己移入」「連合」っていうの、現象学のをざっと流して見ました。
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