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No36596 の記事


■36596 / )  pipitさんへ
□投稿者/ 時 -(2024/02/20(Tue) 00:19:49)
    2024/02/20(Tue) 11:33:46 編集(投稿者)

    pipitさんへ。こんばんは。返信をありがとうございます。

    > 行為は業(カルマ)となるということなのかなぁと思いました。

    仏陀は、”業”の定義を思念や想念の事だとしています。なぜならば、人はまずは思念して想念として起こったことの次に三行(業)(身行(業)・口行(業)・意行(業))に移すからだという事です。これは人が、心に浮かんだことを言動に移しているという事を考えると分かると思います。

    そしてこの業の発生源が三毒(貪欲・瞋恚・愚痴)の場合には、不善人となります。(人間の大半がこの状態だという事も分かると思います)

    三毒(貪欲・瞋恚・愚痴)→業(思念・想念)→不善の行(身行・口行・意行)=不善人です。

    この三毒(貪欲・瞋恚・愚痴)を、各修行により滅尽できれば、涅槃(貪欲・瞋恚・愚痴の滅)という境地の獲得者・体現者となり、この場合には、前回書きました不善人から、結果的に善人に変化しているという事です。

    涅槃体現(三毒の滅)→業(思念・想念)→善の行(身行・口行・意行)=善人です。

    例えば、瞋恚(人を害する心や悪意を持つ)者が修行により、無瞋恚者に変化する、または、偸盗(与えられていない物を盗み心を起こして取る)者が修行により離偸盗者に変化するという事で、不善人から善人に変化しますね。

    ですので、上記の三毒(貪欲・瞋恚・愚痴)を各修行により滅尽できたときには、涅槃の体現者であり善人となります。

    そして通常、善人ではない不善人は無明の状態だという事です。無明とは、四聖諦を知らないことと定義されていますので、四聖諦を知ることができれば、無明は滅尽され、出口の見えない苦の世界、五取蘊苦(世間)の世界から抜け出ることができますという事のようです。ここで、過去に何度も繰り返したであろう輪廻転生というメビウスリングの輪が、この人間界で切れます。

    四聖諦を遍く学びきれれば、苦の滅尽された世界(境地)でその死を迎えるときまで心穏やかに暮らせるという事ですね。時の理解が正しいのであれば、仏典内の仏陀やサーリプッタやモッガラーナたちは、見かけ上は同じ世界に生存していたとしても、常に平穏(平安)な心の状態を獲得していたと思います。

    > 兄上に書いていただいた仏教用語の区分けを表にしたらわかりやすいかなと作ってみました。
    > 先述のwikiにのっていた英訳もつけてみました。

    おー、これ、pipitさんが作られたのですね。よくできていると思います^^

    まだまだ細かいことは多くあるのですが、思いつくままにざっとした感じで書いてみましたが、あまりpipitさんご自身で学ばれていることの邪魔をしてもいけませんので、また何かありましたら書き込みをさせていただきたいと思います。

    では、今回はこの辺で。m(__)m
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