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No35151 の記事


■35151 / )  「作品に罪はない」について
□投稿者/ rest -(2023/11/23(Thu) 10:45:55)
    2023/11/23(Thu) 21:18:31 編集(投稿者)
    2023/11/23(Thu) 11:40:38 編集(投稿者)

    主役ではない俳優の薬物事件が発覚し、出演した映画への助成金を取り消したことへの是非について最高裁の判決が出た。取り消しは不当だという判決だ。その件でマスコミでも賛否両論だ。産経新聞は否定的だが、日経新聞は肯定的だ。
     産経は社会的影響力をもった人の犯罪はその作品を通して、たとえば覚せい剤などの犯罪をすすめてしまうことになりかねないので作品も自主規制すべきだという立場のようだ。
     ここで考えなければならないのは公益性ということだ。作品自体の内容が及ぼす良質な社会的影響(プラスの公益性)と作者あるいは関係者の犯罪による害悪を及ぼす社会的影響(マイナスの公益性)を比較考量してどちらが大きいかで判断するのが妥当ではないのか。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い}という論法で作品まで切り捨てるのはどうかと思う。1+1=2という真理は悪人が言っても善人が言っても正しいという判断ができるかどうか。悪人が言うから間違いといえるかどうか。
     哲学者ドゥルーズの例もあるが、ジャニーズ関連でSMAPの「世界に一つだけの花」も自主規制にあっているらしいが公益性の比較考量で判断するとどうなるのだろうか。
     また「ひとの噂も75日」ということで短期的にはマイナスが大きくても長期的にはプラスが大きいこともあるようだ。時間がたたないとわからないということがあるかもしれない。
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