□投稿者/ pipit -(2023/10/07(Sat) 19:43:35)
| みなさまこんばんは(^_^) No33585
(カント原文の英訳のpipit日訳) > しかし、単なるカテゴリーによって現象にアプリオリに法則を規定する(知性の)純粋な能力には、 〈自然一般が、空間と時間の現象法則への適合性として依拠する法則〉以上の法則を宣言する能力はない。<
↑ここまでは No33655で読みました。
>特殊な法則は、経験的に特定な現象に関するものであるため、たとえそれらがすべてその(カテゴリーの)下にあったとしても、そこ(カテゴリー)から完全に導き出すことはできない。 >一般に後者(特殊な法則)を知るためには、経験を加えなければならない;<
「後者」という言葉が出ていますが、 pipitの私見では、 前者とは『ア・プリオリな総合判断の原則』としての[自然の普遍的法則]であり、 後者とは『経験的に特定な現象に関する法則』であり、例えば「万有引力の法則」などの個々の法則のことを言ってるのかなと思いました。 普遍と特殊という言葉を使うなら、カテゴリーからの特殊の法則の演繹は出来ない、ということかなぁ?(普遍とか特殊とか演繹とかよく知りませんけど...)
>しかし、経験一般について、そして経験の対象として認識できるものについては、それらアプリオリな法則のみが教示を与える。<
経験【一般】だから、普遍ということかな。 普遍について何か言及できるとしたら、アプリオリな法則(ア・プリオリな総合判断の原則)のみが教示を与える、と言っているのかな?
※pipitは誤読してるかもしれませんが、御子柴善之先生の『カント哲学の核心『プロレゴーメナ』から読み解く』NHKブックス、p138-146を参考にしました。
というわけで、次は、B165の 『第二七項 知性の概念の根拠づけからえられた結論』(中山元先生訳、第二巻p172) の箇所!
ふぁいとをーp(^_^)q
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