□投稿者/ 田秋 -(2023/08/18(Fri) 07:09:13)
| おはようございます、floraさん
棺にアダージェットのスコアを本当に置いたのかどうかはわかりませんが、大いにあり得ることだと思います。
久しぶりにアダージェットを聴きました。
バーンスタイン=ウィーンフィル https://www.youtube.com/watch?v=Bj6KLv7kv2Q&t=225s
カラヤン=ベルリンフィル https://www.youtube.com/watch?v=wSdXXmrtt9w
個人的には上に挙げたカラヤンの5番のレコードは衝撃的でした。
https://compass-of-music.com/reviews/mahler-sym5-karajan-bpo-1973/ ここに書いてあるようにカラヤンの最初のマーラーのレコーディングがこの5番でレコーディングデータをみると上に挙げた演奏がそのレコードだと思います。
ボクが学生の頃はバーンスタインのマーラーはあまり好きではありませんでした。あまりにも人間臭が強いと感じました。
以前にも書いたと思いますが、1991年日フィルヨーロッパツアーのマルセイユでのマーラーの5番の演奏は忘れることができません。演奏が終わった時の拍手のもの凄さ、本当にホールが揺れているかのようでした。
「風と木の詩」のジルベールがマルセイユ生まれで、マルセイユに着いたとき、「おー、ここでジルベールが生まれたのか!」と変な(?)感動をしたこととか、 10時過ぎにコンサートが終わって、もう閉めようとしている店をフランス語ができる先輩が無理矢理交渉してブイヤベースを食べたこととか・・・
本番で何が怖いかというと弱い音のロングトーンです。このアダージェットはまさにそういう始まり方をします。緊張して右手が震えるとモロに音に現れてしまいます。それを後ろの管楽器の連中が誰が震えているかチェックしているのです!
この恐怖に打ち勝つ方法は、それより怖い経験をすることです。ラザレフのショスタコーヴィチでそれを経験し、以後震えることがなくなりました。
|
|