| 2024/03/27(Wed) 17:18:24 編集(投稿者)
上川隆也主演の遺留捜査というドラマを観た。今回は事件に将棋の駒が関係し、その流れで糸村が「将棋打ち」という言葉を使った。
ボクには相当違和感がある。将棋は「指す」で、「打つ」は碁の用語だ。それぞれのプレーヤーを「将棋指し」、「碁打ち」と言う。唯一、相手から取って駒台に載っている駒を盤面に置くときのみ「打つ」と言う。※
バイオリンを「吹く」、写真を「採る」と言っているのと同じ。
ドラマだから台本があり、その校訂もするはずだ。
英語ならテニスもピアノもplayでOKだけれども、日本語はまだそこまで合理的(?)にはなっていないのでは???
以前ほど「日本語が乱れとる!」と思わないようにはしているが、微妙な響きの違いというものも疎かにしたくないなあ。
ひょっとしたら「将棋を打つ」はもう市民権を得ているのだろうか ?(*_*)?
=== ※ 棋譜を書くときや読み上げるとき、盤上の駒を動かしてそこへ行ったのか駒台の駒をそこへ置いたのか判別できないときにのみ、例えば4五に金があり、駒台にも金があった場合、「5五」には盤上の金を進めることも駒台の金を置くこともできる。そのとき駒台の金を5五に置いた時のみ「5五金打」と表現する(盤上の金を動かしても「5五金指」とは言わない)。また5五に相手の駒がありそれを45の金で取った時は5五金と表現する。何故なら相手の駒のある升目には自分の駒を置くことが出来ないからだ。
|