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■37301 / inTopicNo.61)  Re[33]: 純理B181 図式論
  
□投稿者/ pipit -(2024/05/15(Wed) 00:11:43)
    2024/05/15(Wed) 00:14:36 編集(投稿者)

    みなさまこんばんは!
    亀の歩みの図式論です(*_*)

    Without entering upon a dry and tedious analysis of the essential requisites of transcendental schemata of the pure conceptions of the understanding,
    we shall rather proceed at once to give an explanation of them according to the order of the categories,
    and in connection therewith.

    (英訳のpipit日訳・意訳)
    純粋悟性概念の超越論的な図式の本質的な必要事項の分析はドライで退屈なので、
    それよりも、カテゴリーの順序に従って早速(純粋悟性概念の図式についてを)説明していきましょう。

引用返信/返信 削除キー/
■37303 / inTopicNo.62)  Re[34]: 純理B181 図式論
□投稿者/ pipit -(2024/05/15(Wed) 09:43:19)
    みなさま、おはようございます(^O^)
    続きの英訳です。

    For the external sense the pure image of all quantities (quantorum) is space; the pure image of all objects of sense in general, is time. But the pure schema of quantity (quantitatis) as a conception of the understanding, is number, a representation which comprehends the successive addition of one to one (homogeneous quantities). Thus, number is nothing else than the unity of the synthesis of the manifold in a homogeneous intuition, by means of my generating time itself in my apprehension of the intuition.

    沼予感ー(−_−;)

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■37320 / inTopicNo.63)  純理B181図式論
□投稿者/ pipit -(2024/05/18(Sat) 00:23:46)
    2024/05/18(Sat) 00:40:21 編集(投稿者)

    みなさまこんばんは。
    No37303の英訳を日訳しました。
    ========
    外官にとって、全ての量(quantorum) の純粋な形象は空間であり、
    感官一般の全ての対象の純粋な形象は時間である。

    しかし
    悟性による概念としての量(quantitatis) の純粋な図式は、数---(同種的な量の)一つから一つへの継起的な加算という理解の一つの表象---である。

    したがって数とは、私が直観を把捉するなかで私自身によって時間を生成するという手法での、同種的な直観の多様の総合の統一に他ならない。
    =========

    (pipit感想)

    @quantorum と Aquantitatis を分けて考えてるのかな。
    @は感性的に体験する量(の純粋形象は空間)で、Aは頭で考える(感性を排除しても成り立つ)概念の量(の純粋図式は数)としてるのかな。

    @は空間に現れるものだけど、それは結局は内官を通して生じるものなので、時間という形式の中に現れる。
    @にAを適用する際の媒介は、数(number)。

    同種のものを継続して加算して、ある数値として表現するのは、総合的統一という行為だとするとき、数えるという行為は、時間を自分で作りながら、今に立つ行為となる....のかな?!



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■37321 / inTopicNo.64)  日記
□投稿者/ pipit -(2024/05/18(Sat) 00:31:38)
    数(number)
    は、想像力のなせる技、、、という考え方も、おもしろく思えるな

    図式は構想力のお仕事だからね、カント的には。

    おやすみなさい ☆彡
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■37344 / inTopicNo.65)  純理B182図式論
□投稿者/ pipit -(2024/05/22(Wed) 20:53:46)
    2024/05/23(Thu) 21:37:05 編集(投稿者)

    みなさま、こんばんは!
    さて、図式沼の2番目♪♪

    カントのカテゴリーは【量・質・関係・様相】の4種類。
    このカテゴリー(純粋悟性概念)の図式とは、↓
    No37249(御子柴先生訳)
    >純粋悟性概念の図式は、けっして形像化されえないようなものであり、もっぱら、概念一般に従った統一の規則---カテゴリーはこの規則を表現するものである---に適った純粋総合であり、また構想力の超越論的な産物である。(略)
    (A141f./B180f.)』
    (『カント純粋理性批判』御子柴善之先生著、角川選書、p250より引用)<

    この図式をカントは、
    No37301
    >カテゴリーの順序に従って早速(純粋悟性概念の図式についてを)説明していきましょう。<

    とのことで、まず1番目の図式の説明として、量の図式は数である、と↓
    No37320
    > 悟性による概念としての量(quantitatis) の純粋な図式は、数---(同種的な量の)一つから一つへの継起的な加算という理解の一つの表象---である。<

    それで、2番目は、【質】という悟性由来の純粋概念の図式、、、
    そちらの J. M. D. Meiklejohnさんによる英訳がこちら↓

    ※英訳は画像で投稿してみます。

    くぅー、大沼予感 ( ;∀;)

    質のカテゴリーには、下位に(?)3項目立てられており、〔実在性、否定性、制限制〕の英訳は、〔Reality、Negation、Limitation〕となっています。
    だから引用英訳の冒頭が、Realityの話題から入ってるんですね。
    質の実在性と否定性の図式が、、、
    うーむ、、、個人的にパーリ仏典の小空経が思い起こされるような、、、(めっちゃ誤解かもしれませんが)
    うむむ、沼予感 (ーー;)


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■37371 / inTopicNo.66)  Re[37]: 純理B182図式論
□投稿者/ pipit -(2024/05/26(Sun) 17:02:17)
    みなさまこんにちは。
    No37344の英訳の前半を日訳しました。

    (英訳のpipit日訳)
    悟性の純粋な概念における実在性とは、感覚一般に対応するものである;
    つまり、(実在性の)概念は、(時間における)存在(Sein)を示している。
    否定性は、(時間における)非存在(Nichtsein)を表している。
    これら二つの対立は、一つで同じ時間の相違---満たされた時間か、空っぽの時間かの相違---による。
    さて、時間とはたんに直観の形式であり、つまりは現象としての対象の形式であり、
    対象の中で感覚に対応するのは、
    対象それ自体(事象性、実在性)の超越論的質料である。
    全ての感覚はそれにより時間を満たすことができるような度あるいは量・・・つまり、多かれ少なかれの、消えて無になるまでの対象の表象に関しての内的感覚・・・を持つ。

    (pipit感想)
    前半だけでぐったりやー_(┐「ε:)_

    YouTubeでちょうどこの辺りを説明されている五十嵐涼介さんの動画があるので、後でまたみようと思います。
    https://youtu.be/lbVc-UwlZiE?si=cGoAz808LEO-gfVv

    (*_*)
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■37382 / inTopicNo.67)  RGB日記
□投稿者/ pipit -(2024/05/27(Mon) 22:47:45)
    2024/05/27(Mon) 22:49:12 編集(投稿者)

    みなさまこんにちは!

    No37371
    > (英訳のpipit日訳)
    > 悟性の純粋な概念における実在性とは、感覚一般に対応するものである;<

    感覚の「有」に対応するのが、「実在性」の概念ということかなと思いました。


    > つまり、(実在性の)概念は、(時間における)存在(Sein)を示している。
    > 否定性は、(時間における)非存在(Nichtsein)を表している。
    > これら二つの対立は、一つで同じ時間の相違---満たされた時間か、空っぽの時間かの相違---による。<

    例えば「赤色」の存在と非存在。
    今目にしてる感覚の中に、赤色が満たされているのか、赤色が空っぽなのかに対応するのが、「赤色の存在」と「赤色の非存在」という概念になるのかと思いました。


    > さて、時間とはたんに直観の形式であり、つまりは現象としての対象の形式であり、
    > 対象の中で感覚に対応するのは、
    > 対象それ自体(事象性、実在性)の超越論的質料である。<

    ↑ちょっとわからないから今は飛ばして、、

    > 全ての感覚はそれにより時間を満たすことができるような度あるいは量・・・つまり、多かれ少なかれの、消えて無になるまでの対象の表象に関しての内的感覚・・・を持つ。<

    感官により生じる感覚には「度」がある、ということかなと思いました。

    感官により生じる感覚に「度」があることのイメージとして、コンピュータにおける光の三原色を題材に使ってイラスト化してみました。
    添付ファイルとして投稿します。

    参考ページ
    https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00754/051600006/?P=2


    例えば耳で感じる「音」では、周波数、
    舌で感じる「味」もデータ化するなら、「度」を持った連続量?となるでしょうか??

    https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00109/00065/


    人間の感じる感覚には度があり、
    「満たされた時間」としての『存在』、
    「空っぽの時間」としての『非存在』という
    (概念による)捉え方をおもしろく思いました。

    英訳部分の後半をまた後ほど日訳してみようと思います
    (^ ^)

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