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■25242  Re[69]: 指揮者
□投稿者/ 田秋 -(2022/07/30(Sat) 18:16:08)
    おはようございます、floraさん

    >指揮者で、小沢さんのように早くから海外に出てそのまま海外で活躍をする方と、基本的には日本をベースにして活躍なされている方とおられると思うんですが、両タイプの指揮者の分析を少しお願いできますか? 

    これはちょっとボクの手には負えないご質問です。

    小澤征爾は別格です。長くボストンの監督をし、その後ウィーンフィルの監督になっています。勿論音楽監督以外のオケでも振るし、日本でも新日フィルの旗揚げに中心的な役割を担っています。

    小林研一郎はハンガリー、チェコでは名声を博しましたが、(当時の)西側諸国での活躍はイマイチでした。コバケンは渡邊暁雄先生の遺志を引き継ぎ日本フィルの中心的指揮者として長く日フィルを牽引してきました。

    小澤征爾も小林研一郎もその才能は素晴らしいものがあります。コバケンとは日フィルで長くお付き合いさせて頂きましたし、小沢さんの棒は学生時代、エキストラとして新日フィルで何度も経験しました。

    この二人のどこが違うのか?ということですが、個人的な経験で言うと、小沢さんは、エキストラとして後ろの方で弾いているボクに「あ、ボクを指揮してくれてる!」と思わせるものがありました。コバケンにもそういうところは有るのですが、小沢さんはよりフレンドリーな感じを受けました。指揮で人心を掴むのがうまいんですね。

    あと、二人の目指す音楽の違いはあると思います。表現は妥当ではないかも知れませんが、コバケンの音楽には演歌的な要素があると思います。その辺りが西側諸国に受け入れられなかったのかもしれません。

    floraさんの質問の答えにはなっていませんね。スマソ。

    https://president.jp/articles/-/32167
    これは大友直人さんの文章です。彼はボクが日フィルに入団した頃、日フィルの指揮者陣の何かポストを持っていました。彼はボクより少し下なのでまだ20代だったと思います。凄い真面目で勉強家で全て暗譜で振っていました。

    ただ音楽があまり面白くないのです。それが楽員からの多くの声でした。当時毎年良かったライブをCDにして出すという企画をやっていて、あるとき選曲委員というものをしたことがあります。その年の良かった(と評判の)ライブ録音を聴き比べ選曲をするという仕事です。

    そうすると最後に残るのが大友さんとの演奏なのです。あまり面白くないけれど傷もないのです。CDにして傷があると何度聴いても、その場所に来るたびに傷が耳に付くのです(当たり前ですが)。ライブだと一瞬で通りすぎてしまいトータルで良かった!となるのですが、録音はもっと冷静に聴きます。

    上のURLで彼が語っていることはボクも今回初めて知りました。大変興味深い内容でした。
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