(現在 過去ログ2 を表示中)

TOP HELP 新着記事 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

No8818 の記事


■8818 / )  Cannonball Adderley
□投稿者/ rest -(2020/11/07(Sat) 21:09:03)
    2020/11/07(Sat) 22:51:06 編集(投稿者)
    2020/11/07(Sat) 21:56:30 編集(投稿者)

    Cannonball Adderley Quintet - Mercy Mercy Mercy


    https://www.youtube.com/watch?v=y7FFLYXEOqA


    合成の誤謬を外国為替市場にも拡げてみる。
    日本の為替レートが円高ドル安になると、輸入が増えるように見える。たとえばタイからの輸入が増えるが、実はアメリカへの輸出が減って日本への輸出へ振り替えられたのである。タイのバーツとアメリカのドルの為替レートは一定なのでアメリカへの輸出を日本へ振り替えたほうがドルを多く稼げるのである。だから日本から見ると円高で輸入が増えたように見えるけれども世界全体で見ると輸入は増えていないことが分かる。個別で正しいことが全体では正しくない、という合成の誤謬である。
     逆に円安で輸出が増えるというのも個別には事実だが、アメリカへの輸出が増えても例えばドイツの輸出が減るということが予想される。アメリカでの競争条件がドイツにとって不利になるので輸出が減る。円安で個別に輸出が増えても世界全体では輸出は増えないということが言える。合成の誤謬である。ドイツが為替レートを下げて競争するとドイツは輸出が増えるが今度は日本が輸出が減る。結局日本とドイツがお互いに対米為替レートを下げても輸出は増えないことが分かる。
     一般的な需要曲線も競争より高い価格から低い価格へ需要がシフトするが、相手も価格を引き下げるので社会全体で価格が下がっても需要全体は増えない。需要曲線の誤謬が指摘できる。

返信/引用返信 削除キー/


Mode/  Pass/

TOP HELP 新着記事 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -