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Re[52]: パニチェさんへ
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□投稿者/ ななし -(2020/10/01(Thu) 07:56:40)
| パニチェさん生きることはホント大変ですね。
『正法眼蔵』「画餅」の巻は、“画”に書いた“餅”と書いて「画餅(がびょう)」で、「画に書いた餅」と言えば、役に立たない物の喩えに使われますが、道元禅師はもっと深い意味に捉えています。
中国の唐代末期、香厳(きょうげん)禅師の「画餅は飢えを充たさない」という言葉から、「たくさんの書物を暗記しても自分自身の中から出てくる言葉を持たなければ修行にならない。」それを道元禅師は、さらに、思索を深めていきました。
絵に描いた餅では、香りや美味しさは伝わらないように、修行の中身には自己の内側から醸し出されてくるものが無ければならない。
つまり、修行者は自己から離れて外に真実を求めることはしてはならないのだと。
本を読んで知識を獲得ばかりではダメ。
だからこそ、只管打坐なんでしょうけど、なかなか難しいです。
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