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Re[63]: : 知覚と想像
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□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/03/03(Thu) 18:50:21)
| ここまでのを集めると、 (a) 知覚の領域に想像というのを位置づけている。 (b)知覚はつねに想起、予期、想像が協働している。 (c)想起は対象をかつてあったと肯定している。 (d)予期は対象を将来あるだろうと肯定している。 (e)知覚は対象を実在のものとして肯定している。 (f)想像は対象を不在のものとして肯定してる。
これらから、ひとまず、 (A)知覚の領域=知覚+{想像・想起・予期} ってして見とく。 で、 「対象」なんだけど、 わたし「対象」っていうの、〈○○に対する象〉、〈象〉だから精神(意識)に現れてるもの、ってして見てる。 でも、「対象」っていったら、〈私に対するもの〉的に使われる場合もあるのかもしれない。 たとえば、「わたしの物語りでわたしが対象としているのはメルポンの現象学」みたいに。
ここでもっと具体的なので見ていって見ることにする。
〔今、私の前に、一個の「▽」があって、私は「それ」を見ている。〕 を見ていってみます。
「▽」を「リンゴ」ってするね。私が「▽」を「リンゴ」と思った時点で、すでにリンゴが▽の意味ていうこと、っていうのが前回のお話しだったんだけど、今回のはそれとはちがうので見ていくね。 で、 〔今、私の前に、一個の「リンゴ」があって、私は「それ」を見ている。〕にする。
〔私の前にある一個の「リンゴ」〕、これって〈私に対して在る物〉、〈現前する物〉、〈今、私の“対象”となっている物(一個のリンゴ)〉って言ってもいいよね。でもわたしのばあい「対象」はわたしの外にある物じゃなくて、わたしのうち(意識)のなかに現れてるもの、ってしてるから、区別して、私に対して私の外にあるものを「対物」とか「対事」ってする。 〔私の前にある一個の「リンゴ」〕は〈私の対物となっている一個の「リンゴ」〉っていう言い方になるのね。 「リンゴという対象」というばあい、私のうち(意識)に現れてるリンゴのことね。あ、もうちょっと表言の仕方区別しておく。私のうち(意識)に現れてるのを〈リンゴ〉って表記することにする。 「リンゴ」って言ったら私の外にある物、〈リンゴ〉って言ったら私のうち(意識)に現れてるもの、っていうことにする。
だいぶわたしの勝手なのになってきてる感じだけど、つづけちゃうよ。
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