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No20961 の記事


■20961 / )  超越論的な根拠づけの必要性について
□投稿者/ pipit -(2022/02/19(Sat) 23:51:50)
    みなさま、こんばんは。
    --------------------------------
    読んでる場所の参考★中山元先生の段落タイトルリスト参照
    @ 超越論的な根拠づけ一般の原理について
    1.根拠づけ [=演繹] の定義 129
    2.超越論的な根拠づけの役割 130
    3.アプリオリな概念の超越論的な根拠づけの必要性 131
    4.純粋でアプリオリな概念の根拠づけの性格 132
    5.超越論的な根拠づけの必要性 133★
    6.空間と時間の役割の再考134
    7.知性の難問 135
    8.カテゴリーの〈威厳〉136

    ※『純粋理性批判』カント/中山 元先生訳 全7巻の目次とタイトル・リスト参照

    https://www.kotensinyaku.jp/common/guide/pdf/kant01-07.pdf

    --------------------------------

    ということで、

    5.超越論的な根拠づけの必要性 133★

    英訳には禁止ワードが入ってるようなので省略します。
    省略した部分のDeepL機械翻訳による日訳↓
    『しかし、純粋な先験的認識の唯一の可能な演繹が超越論的演繹であることは認めるが、そのために、そのような演繹が絶対に必要であることは、完全に明白ではない。我々はすでに超越論的演繹によって空間と時間の観念をその源泉にたどり、その客観的妥当性をアプリオリに説明し決定しているのである。それにもかかわらず、幾何学は純粋な先験的認識の領域で着実に、確実に前進しており、空間という基本概念の純粋かつ正当な起源について、哲学に証明書を求める必要はない。しかし、この科学における概念の使用は、感覚の外的世界にのみ及び、その直観の純粋な形態は空間である。したがって、この世界において、すべての幾何学的認識は、それがa priori直観に基礎を置いているので、即時の証拠を有し、この認識の対象は、認識自体によって直観において(その形態に関して)apriori与えられたものであり、それを通して、この認識の対象は、直観の中でapriori与えられたものである。これに対して、理解の純粋概念では、これらの概念自体だけでなく、空間についても、超越論的演繹を求める絶対的必要性が始まる。なぜなら、これらの概念は、対象に関する断言を、直観と感性の述語によってではなく、純粋な思考 apriori によって行う以上、感性の条件の何ひとつなしに対象に適用されるからである。また、経験に立脚していないため、経験に先立って、合成の基礎となるような対象を先験的に直観することができない。それゆえ、空間概念の客観的妥当性や適切な使用限度について疑問が生じるだけでなく、空間概念さえも曖昧なものとなってしまうのです。読者は、純粋理性の分野で一歩を踏み出す前に、超越論的演繹の絶対的必要性を十分に確信しなければならない。そうでなければ、盲目的に仕事に取り掛かり、あらゆる方向に迷い込んだ後、出発点であるまったくの無知の状態に戻ってしまうからだ。なぜなら、そうでなければ、彼はやみくもに仕事をし、あらゆる方向に疑問を抱いた後で、出発したときの全くの無知の状態に戻ってしまうからだ。さらに、彼は、自分の仕事において避けられない困難をあらかじめはっきりと認識しておくべきで、後になって、このテーマ自体が深く関わっている不明瞭さを訴えたり、自分の行く手を阻む障害に対してすぐに焦ったりしないようにしなければならない。

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