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Re[40]: viola d'arco
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□投稿者/ 田秋 -(2022/01/07(Fri) 09:34:49)
| おはようございます、floraさん、ディディモさん
神戸さんの論文の39ページの楽器の写真、ガンバとテナー・ビオラが載ってますが大きさの比較がわかりませんよね。 下はテナー・ヴィオラ演奏の動画です https://www.youtube.com/watch?v=W2Da6VTxbOo&t=239s
神戸さんの論文ではviolaは弦楽器の総称としています。色々な楽器名がビオラ・ダ・なんちゃらとなっているのでそういう使い方もします。しかしそうするとディディモさんが先に書かれた楽器群のうちviola以外は楽器の個別名、violaだけが総称というのもバランスがヘンですね。
あと神戸さんは擦弦楽器の起源をウズベキスタンとしアフリカ経由でイベリア半島に入ったとしていますが、どうでしょうか。ウズベキスタンから西へ行くならシルクロードを通るような気もします。
論文によっては擦弦楽器の起源は未だ特定できないとしているものもあります。文献的には中国が古いようですが(さすが中国!)絵画とかを含めると中国起源とはいかないようです。
胡弓が「共鳴を目指さない胴」としている点、イマイチ意味がわかりません。空洞の胴体があれば少なからずそこで共鳴します。 話は少しずれますが、近代以降の弦楽器は胴体に魂柱(こんちゅう)というものが立っています(写真参照)。弦の振動が駒を伝わり表板に届き、それが魂柱を伝わって裏板に届きます。そうすることによって胴体全体が振動し音量が格段に増大しました。胡弓には魂柱は無いと思います。三味線にはありません。皮だと立てられないと思います。
この論文、面白いのでもう少し読み込もうと思います。
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