□投稿者/ うましか -(2021/12/31(Fri) 11:30:15)
| No.20177 (pipitさん)
>今朝思ったんですけど、身体って因果関係を理解してるのかな、って。昨日、猫ちゃんがお皿をたたく音を聞いたら、餌がもらえる場所に戻る映像をテレビでみました。
(*‘∀‘) ピピッと☆ゲンシュタイン作動 (゚Д゚;)!?
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ウィトゲンシュタインの哲学的考察の覚書を編集したもののなかに『原因と結果:哲学』という本があります。晃洋書房より、羽地亮 訳。
以下は1937年9月24日の記述です(一部引用、〔〕内の英訳はうましかによる挿入)。
>われわれは原因に反応する。〔We react to the cause.〕 何かを「原因 〔the cause〕」と呼ぶことは、指をさして「こいつのせいだ!〔 He's to blame!〕」と言うことに似ている。
もしわれわれが結果を求めていないならば、われわれは、本能的に原因を取り除く。われわれは当てられたもの(結果)から当たったもの(原因)へと本能的に目をやる。(われわれはそうしていると私は仮定している。)
さて、われわれが原因と結果について語るとき、われわれはすべてのことを衝突〔impact〕の場合と比較しているともし私が言うとしたら、どうであろうか。衝突は、結果に対する原因の原型である。そのときわれわれは、衝突を原因として認識していたのであろうか。「原因」の代わりにいつも「衝突」と言われるような言語を考えよ。<
→ウィトゲンシュタイン『原因と結果:哲学』、p.11〜p.12
ウィトゲンシュタインのおもしろさって、書かれていることが理解できるかどうかはさておき(;´・ω・)、日頃からこういうことを考えている怪しいおっちゃんだってことが、私うましかのような素人にも伝わってしまうところだとおもいます。
われらが泥沼文の名手?カントとはまたちがう魅力ですね。
それでは、沼柱pipitさん、よいお年を〜 (・ω・)ノ
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