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No20104 の記事


■20104 / )  Re[85]: 私の社会哲学試論
□投稿者/ rest -(2021/12/25(Sat) 11:16:37)
    プロセスイノベーションとプロダクトイノベーションがある。前者は生産性を高めるための技術革新であり、後者は独創性のある商品を生み出す技術革新である。1990年代以降前者が主流を占め、後者は蔑ろにされてきた。高度経済成長時代もそうであったが、生産性を高めるには企業内共同体の結束が優先され、それが教育政策にも反映され協調性を重視するようになった。共同体は個性を嫌うので独創性は必然的に育たなくなった。失われた20年の停滞の原因はそれではないのか。
     生産性を高め、コストを下げるために、人件費を減らすための非正規雇用を増やして賃金を低く抑えて、消費水準を停滞させた。
     人を人件費というコストと考えるか、独創性を産み出す投資と考えるか、が分岐点だ。プロダクトイノベーションは新たに市場を創造するので社会全体が豊かになる。
     最近のデジタル化はプロセスイノベーションのみを追求しているように思える。生産性を高めて人件費のコストカットに結び付くと悲惨な停滞が続くことになる。
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