■19481 / ) |
Re[16]: 語りえぬもの
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□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/11/28(Sun) 14:01:59)
| ■19479、パニさんへ >昨夜はごめんやで< いいえ〜、そんなことないで〜す。
「 もっともあの三角形、メチャクチャ先入見入ってるけどね。」 >上記はどういう意味< なんだけど、 なんでわたしそう思ったのかな〜、って考えて見たんだけけど、たぶん、のやつね。
まず、「カニッツァの三角形」っていうだけで、すでに「三角形」というのが“あるはずだ”ってなって、それを見つけ出そうって思っちゃって、こういうの、先入見っていうんじゃないかしら。 そこに“三角形が見える”、というのは感-知覚の世界で思考の世界じゃないって言ったけど、感-知覚されているそのものにおいてはたぶん三角形は存在していないんだと思う。わたしに感-知覚されているものは、ただ切りとられている黒い三つの丸と三つの直線がお行儀よく配置されているだけに見えているだけなんだと思う(知覚されているものそのもを言葉で表現するのはかなり難しいよ)。そこに思考の世界の先入見を滑り込ませているじゃないかしら。どういう先入見かっていうかっていうと、わたしは“すでに”「三角形」という図を知っているということ、もしわたしが三角形というのを知らなかったとしたら、そこに三角形は見えてこないと思う。あと、「三角形」っていうのは三つの角と三つの直線っていうことが特徴的、っていうこともわたしは“すでに”知っている、っていうことも先入見なんじゃないかしら。 前もってそういう眼でそれを見ちゃう、っていうのが先入見だと思ってるから。 こんな感じでだったんだと思う。
>中論で用いられている帰謬法という表現方法がある。対象を直接語れない(証明できない)場合には「○○は○○ではない」を繰り返すことによって対象を直接語れない。< なんだけど、 語ることができないもの(見えないもの)を見えるようにさせる方法として、「帰謬法」っていうのがあるんだ〜、って思っただけで、わたし知らなかったから、 No19458で >これ仏教の論書< に対して、 あ、そうだったのね。 としか言えなかっただけね。
後でネットで調べたら、 ウィッキに、 〔例えば 地球は平らではない。さもなければ、人々は端から転落してしまう。 最小の正の有理数は存在しない。存在すると仮定した場合、それは2で除算することによってさらに小さな値が存在する。 最初の例は、前提の否定が私たちの感覚に反した馬鹿げた結論をもたらすことで、前提が正しいことを間接的に主張している。2番目の例は数学的な意味での背理法(帰謬法)であり、前提の否定により論理的な矛盾を生じさせることによって命題の正しさを論証している。】 ってあった。 ん〜ん、こういうのウィットちゃんは『論考』で使ってるの?みたいに思ったりもしてる。で、わたしも『論考』の5・631,5・632を見てるところ。
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