■18306 / ) |
Re[28]: pipitさんへ
|
□投稿者/ ザビビのふくろう -(2021/11/04(Thu) 17:17:05)
| pipitさん
No18302 >> 私が前からずーっと疑問に思ってたのは、pipitさんは、何でカントなんかな、なんで『純粋理性批判』なんかなー?ってことなんです。だって、むっちゃ難しいでしょ?(笑)< >わたしにはめちゃ難しいけど、言ってる(と推測される)こと、すごくおもしろく思うんです。 >ふくろうさんには、おもしろく感じないですか?
いえいえ、 私にとってもカントは面白いですよ。 というか、超越論的哲学の創始者として、その意味でウィトゲンシュタインの先駆者として、超偉大な哲学者だと思っていますし、三批判書全部凄いと思っています。 つまり、私にとって面白いのは、認識の限界、思考の限界の画定という超越論的哲学として面白いんです。道徳的哲学、美学(芸術哲学)者としても偉大だと思います。 ただ、時代的制約もあって、不必要に難しくなっている面もあると思うんです。 つまり、カントが前提としている学問知識を現代的に更新して間違いを訂正し、もっと論理的に純化したら、いろいろそぎ落として(例えば二世界説)、単純化できる議論も多いので、その煩瑣に感じられる議論、その難しさに付き合う気がなかなかおきないんですよね。 それで解説書などでごまかしています。逆に言うと、それでも(というか、「だからこそ」というか)十分に面白いってことなんですけどね。
No18303 >>でもなー、カントやもんなー、何が面白いのかなー、なんかきっかけでもあったのかなーってね。< >ふくろうさんには、おもしろくないでしたかー (^◇^;)?
ちょっと質問の仕方がミスリーディングでしたかね… 例えば、文学系や芸術系の人がハイデガーやニーチェが好きなのは、わかります。 でも、ふつうのまっとうな人に、超越論的哲学って面白いか?って考えると、 ???となるんですよ。 pipitさんにとってのカント哲学の面白さって何ですか? 例えば、世界観が仏教と近いところがあるんでしょうか?
>ふくろうさんにとって、すごくおもしろく感じる哲学者や宗教は何ですか? >あと、考えること、好きですか?
私は前から、メビリンでも『自称ウィトゲンシュタインの弟子』って言ってたくらい、好きというより、ダントツ彼から決定的影響を受けました。 ウィトゲンシュタインは別格として、他にも書くのがめんどうなほど、好きな哲学者はいっぱいいます。なので、実存哲学系も分析哲学系も、いろいろ読みます。 でも自分自身の思考スタイルは、もともと分析哲学系に属する(徹底的に理屈をこねる(笑))と思っています。 また、私は宗教そのものというより、どっちかって言うと宗教哲学に関心があります。
考えるのが好きか?っていう問いに対しては、一応、こねこね考えるのは好きです、と答えられます。 でも、それ以前に私の場合は、一種の哲学病であって「考えてしまう病気」と言うべきなのかもしれません。いつも考えに集中しすぎて、日常生活に支障をきたしています(笑)。 数学者で、車の運転中も考えに集中しすぎてしょっちゅう事故を起こす人がいるとか、それでついには死んでしまった人がいるというのを読んだことがあって、世の中に同類がいることを知りうれしかったです(笑)ただ、マジで他人ごとではないので、本当は笑えないんですけどね。
|
|