□投稿者/ うましか -(2021/10/29(Fri) 08:33:37)
| 2021/10/29(Fri) 08:37:32 編集(投稿者)
>まず最初に思いついたのは、生命システムの、すべてが自身との関連において起きるという自律性であった。そして1961年からマトゥラーナは生命システムを自己言及(self-referring)システムと呼ぶようになる。もっとも、システム自体の構成とシステム・環境関係を区別する必要性を感じていたマトゥラーナは、この表現に満足できなかった< →山下和也『カントとオートポイエーシス』、p.1
山下によれば、チリ大学の医学生に「生物の起源」を教えていたマトゥラーナが学生からの「35億年前の生命の始まりにおいて何が起きたのか」という問いに答えられず、これがきっかけで彼が生命のシステムの特徴について考察をはじめたことが「オートポイエーシス論」誕生の端緒となったようですが、
全てが自身との関連"において"起きるという「自律性」と、これを「自己言及(self-referring)」システムとする考えが気になります(;´・ω・)
この考え自体はいったいどうやって思いついたのだろう?
p.13の注(1)にヒントとなった実験について書かれてはいますが。
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