□投稿者/ 時 -(2021/10/25(Mon) 17:21:55)
| No.17947 pipitさんへ
こんにちは。
> 完全に無明が滅すると、行も滅するのかなと想像してます、
無明とは、四聖諦(苦聖諦・集聖諦・滅聖諦・道聖諦)を知らないことです。そしてこの無明が滅尽すると行(身行・口(語)行・意行)も滅尽します。
人は意識無意識無関係に内面に苦楽の生起するような行(身行・口行・意行)を行っています。無明(四聖諦を知らない)だとこのようになります。
つまりは、無明の人は意識的にも無意識にでも心の内面に苦と楽が生起し、それをもとにした行(身行・口行・意行)で生活を送ることだということですね。
逆にこの無明が完全に滅尽すると、この無明を根源とする行(身行・口行・意行)が滅尽します。
十二支縁起.(無明・行・識・名色・六処・触・受・渇愛・取・有・生・老死)は、苦の生起と滅尽の法を表したものですので、最初の無明を完全に滅尽できたのであれば、次の(無明故の)行(身行・口行・意行)が滅尽するということですね。
無明の滅尽により、言葉を話せなくなるとか、心がなくなるという意味ではありませんで、無明故の苦楽の生起する行(身行・口行・意行)の状態ではなくなるという意味でしょう。
相応部因縁篇因縁相応十力品「ブーミジャ経」が参考になるかもしれませんが、お手持ちの解説書等には、このあたりの説明はないのでしょうか??
以上、ご参考まで。
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