□投稿者/ みのり -(2021/10/19(Tue) 09:00:19)
| 2021/10/19(Tue) 09:03:34 編集(投稿者)
[15] 千一の目標について
・・・・・ 16 評価することによって、初めて価値が存在する。かくて、評価することが なければ、現存在のクルミはうつろであることだろう。 それを聞け、きみら創造する者たちよ! ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫p107より引用
評価するためには、まずそのものを認識する必要がある。 認識したその○○を自分・自分たちの基準に則して評価する。 なんの評価もされえない(良い・悪いに関わらず)ということは、そのものは存在しないとも同じと言える。 そうしたことを、創造する者たちは気に留めておかなければならない。
・・・・・ 18 最初には、諸民族が創造者であった。のちになって、初めて諸個人が創造者 になった。 まことに、個人そのものがなお最近の被造物であった。 ・・・・・同書p107より引用
古代には、個人の人権や思想が大切にされるということはなく、現代に近くなりやっと、個人が独自の考えを持てるようになってきた。 古代においては、個人ではなく民族(それの利益)のための神、という形式であったけれど、次第に個人の信仰という形式に移行してきた。
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