□投稿者/ 田秋 -(2021/10/11(Mon) 22:12:51)
| 2021/10/12(Tue) 07:55:19 編集(投稿者)
こんばんは、floraさん 平家の落人 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E3%81%AE%E8%90%BD%E4%BA%BA#%E8%BF%91%E7%95%BF%E5%9C%B0%E6%96%B9
これをみると、三重県にも嘗て平家の落人が住んでいたと言われる地域がありますが、他府県にもたくさんあります。南島八ヶ竃(三重県度会郡南伊勢町)で平家の落人が塩を作っていた話は聞いたことがあります。
桃花源記 中国には壺中天という概念があります。狭くて暗い所を潜り抜けるとそこには別世界が広がっているというものです。道教の、主に仙人の世界の構造です。桃花源記もそのような設定になっています。 壺中天の出自は後漢書にある費長房の話です。要約すると 市場の役人の費長房はある日薬売りの老人が店先の壺の中に入ってしまうのを目撃しました。不思議に思った費長房、翌日老人に会いに行って見たことを話しました。実はこの老人は罪を犯したために下界に落とされた仙人だったのですが、自分が壺に入る姿は並の人間には見えないはずなので、これは見どころがあると思い、一緒に壺に入りました。するとそこには別世界があったのです。ある時この老人、罪を許され下界を去ることになりました。費長房は仙術を修得したいと願い一緒に下界を去り山で修業しました。修行は苦しいものでしたがよく耐えました。が、最後の試験に合格することが出来ず上仙になることを断念し、老人から鬼神を支配できる護符をもらい帰郷しました。山中の修行は10日余りでしたが下界に戻ると10年以上経っていました。 という話です。
壺の中の別世界というシチュエーションがこの説話のキーポイントで、桃花源記も同じ設定になっています。 これは子宮をイメージしたもので、暗くて狭い道の代わりに日本の浦島太郎のように深い海底になっている場合もあります。 子宮に入るという行為は後世の西遊記では再生のシンボルになります。太上老君の八卦炉に閉じ込められる、釈迦によって五行山に閉じ込められるなども再生のシンボルで、再生する度に強くなっていきます。
費長房の話が後漢書に載っているということは注目に値します。何故なら後漢書は説話集ではなく中国の正史だからです。
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