□投稿者/ 田秋 -(2021/10/10(Sun) 16:05:10)
| おはようございます、floraさん
一番怖かったのはラザレフのショスタコーヴィチの11番のシンフォニーです。 下はゲルギエフ=マリインスキー劇場オーケストラの演奏です。 https://www.youtube.com/watch?v=wW5USVKVAx4 30分のところから第3楽章が始まります。延々とビオラのソリ(ビオラセクションのソロ)なのですが。
この演奏だと怖くないですね。う〜ん、ラザレフの解釈なんですね。 遠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜くの方で弾いている感じ。とりあえずppppくらいで弾くと「大きすぎる!」と言うのです。なので自分で弾ける一番弱い音で弾くと「大きすぎる!」と言うのです。それで弾く真似だけして弾かないでいると「大きすぎる!」と言うのです・・・What can I do?
ビオラのソリとしては長いです。2分40秒くらいあるかな。残念ながらこのyoutubeではボクの味わった恐怖は伝わらないと思います。とにかくこれ以降、弱い音への恐怖は感じなくなりました。
この曲には《1905年》という副題がついています。皇帝に請願するためペテルブルク宮殿に向かって行進する無防備の民衆に対して軍隊が発砲し、千人以上を射殺した、いわゆる「血の日曜日事件」(1905年)を題材としています。各楽章に副題がついていてビオラソリのある第3楽章は「レクイエム」です。
今考えると、コバケンの与える恐怖にはゴルフでいうイップスに近いものがあるかもしれません。ラザレフのは健康的な(?)恐怖です。それ故恐怖に打ち勝つ薬になったのかもしれません。
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