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Re[28]: Z 第一部 序説 1
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□投稿者/ 田秋 -(2021/06/28(Mon) 11:40:33)
| みのりさん、おはようございます。
え、もう読み始めたのですか!
>ニーチェについては少し休んで、また再開します。♪ >100分de名著のツァラトゥストラも注文していたので、そちらをさらっと読んでから、
夏ころかと思ってました・・・
ボクが学生の頃のレコード(R.シュトラウス)のタイトルは《ツァラトゥストラはかく語りき》でした。いつの頃から、あれは文語だからということで、口語で《ツァラトゥストラはこう語った》になりました。最初はなんだか威厳が無くなったように感じたものです。口語が現れ始めたのは結構早く、高校生の時に友人に「最近は[こう語った]と言うんだって」と教えられた記憶があります。
ちくま文庫が《このようにツァラトゥストラは語った》としているのは原題が《Also sprach Zarathustra》となっているからだと思います。ドイツ語の平叙文は動詞が2番目にきます。普通は主語が文頭に来て’Zarathustra sprach also’(凄い違和感ありますね!完全に《Also sprach Zarathustra》が市民権を得ている感じです。’Er sprach also’ならそうでもないですね)なので、ニーチェはalso(このように)を強調したかったのだと考えれば、ちくま文庫のタイトルはニーチェの意をよく汲んでいるということになるのでしょうね。
現在はプログラムに書くときは口語で書きます。ボクの日フィルでの最後の定期演奏会のメインがツァラトゥストラでした。今後コンサートのプログラムに《このようにツァラトゥストラは語った》を採用するとちょっと話題になるかも・・・
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