□投稿者/ knowing itself -(2021/06/07(Mon) 19:19:39)
| パニチェさん こんばんは
> パルジファルのあらすじをいくつか読みましたが、この物語の意味するところがよく分かりませんでした。 > これだけ評価が高い理由はどこにあるのか、単なる興味本位だけで恐縮ですがよかったら教えて下さい(もちろんスルーでも結構です)。
https://youtu.be/HKAls5l6o2c
まず、音楽そのものが美しく感動的だからだと思います。ワーグナーというとうるさい、攻撃的だといって敬遠する人もいますが、パルジファルは透明で耽美的な音楽がずっと続く感じです。ドビュッシーなどにも通ずる、繊細で色彩的なハーモニーの魅力もあります。
貼った動画は、4時間にもなる全曲のクライマックスですが、ここまで聴いて、禅の見性やアドバイタ体験、その他の神秘体験などに匹敵する、一生に何回かの圧倒的な体験をした人は、少なくないと思います。多いとはいえないでしょうけどね。
といっても、クラシック音楽ファンでも、パルジファルはどこがいいのかわからない、退屈だという人も少なくないでしょうね。
>>もっとも、ワーグナーやニーチェ、シャーペンハウワーたちが仏教の影響を受けたというのは、額面通りには受け取れないと思います。やはり、当時のヨーロッパの文化人による仏教理解という限界はあるでしょう。やはりわれわれ日本人の方が、彼らよりは仏教の本質がわかっていると思います。 > > 同意です。 > ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。 読んだ仏教書も少なすぎるのではないでしょうか。しかも19世紀までのヨーロッパ人の書いた本?いくら天才でも、それだけでは仏教の本質に分け入るのは難しいかなと。
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