□投稿者/ 田秋 -(2021/05/17(Mon) 07:08:56)
| おはようございます、floraさん
器は有田の賞美堂というところが出している古伊万里様式の《其泉(きせん)》というシリーズの器です。気に入ってよく使ってますが、欠点(?)はレンジで使えないことです。
写真は今回の授業の資料で、ポンペイで人が倒れているのを石膏で再現したものです。紀元79年、ヴェスヴィオ山が大噴火、その時有毒ガスにより逃げる暇もなく多くの人がその場に倒れ、その上に火山灰が降り注ぎました。火山灰は雨などの水分で固まりますが、死体は腐って空洞化します。後年、その空洞に石膏を流し込み、固まった火山灰を取り除いたのがこの写真です。まさに再現です。
この話が建築様式とどう結び付くかと言うと、火山灰が水分で固まるというところで、これはコンクリートと同じなのです。要するに古代ローマではコンクリートが建築に使われていたという話です。このコンクリートはアルミ系、現在のコンクリートはカルシウム系だそうです。
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