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No12251 の記事


■12251 / )  Re[10]: pipitさんへ
□投稿者/ おくたがわ -(2021/04/29(Thu) 08:50:06)
    No11881に返信(pipitさんの記事)
    pipitさん、おはようございます。遅〜いレスですみません。いつの話やねん あほ〜〜と言ってください(心の中で)。

    > 私見を書きますね。
    > この経典は、まず、マールンキャプッタさまが釈尊に
    > 「わたしに簡潔に教えを説いてください!」と頼むところからはじまりますよね。
    > このマールンキャプッタというお名前、無記が説かれた毒矢の喩えの経典に出てくる、弟子のお名前と同じなんですよね。
    > 学術的なことは知らないのですが、
    > もし、同じ方だとしたら、、、(pipitの妄想・想像↓)

    毒矢の喩えについて説明したサイトで、後年のマールンキャプッタ尊者が未だ修行が進んでいなかった頃の話と書いたのがありましたので、同一人説が当たりではないでしょうか。
    『マールキャプッタ経』だけ見ていたら、分かりが早い人かと思っていたら、こういう経緯があったのですね。
    pipitさんが書かれていたように、すごく嬉しかったでしょうね。発言を反復までしてもらって。

    毒矢の喩えの時に、他の者には教えていることを自分には教えてくれないという不満を持って問うたところ、相手のステージによって必要なものを説くと仏陀は答えたとのこと。
    後年の『マールキャプッタ経』は高度な段階で説く真理と考えていいのでしょうか。それにより『尊者マールキャプッタもまた、阿羅漢たちの一人となったのである』という記述もあり。
    個人的には、けっこう核心の部分であるように感じました。

    見ないもの聞かないものには執着しないだろうと応答した後で、
    見られたもの聞かれたものは、ただそれだけのものとしてあり(それを滅するにまかせ積み上げなければ)執着はないと、
    そしてそのとき、あなたは、この世にも、あの世(他界・他世)にも、両者の中間にもない 
    となりますね。(読みが間違っていたら指摘ください。

    紹介いただいた3種の英訳も味わい深かった。詩的とも思います。


    なんか、カントの自己意識の部分も連想しました。
    様々な表象が統合されることが認識や思考の前提とし、統合される表象には必ず自己意識が伴うと書いていたような(理解が間違っていたら指摘ください)。
    予め存在する自己が予めまとまっている対象を知覚し認識・思考するという発想ではなく、個々に出現した表象を統合して認識・思考に至る過程で自己が登場するという感じ。

    > マールンキャプッタさまとは別の方で、
    > この簡潔な教戒を聞いただけで、すぐさま阿羅漢に悟られた方(バーヒヤさま)の経典もあるんです。

    毒矢のときに理屈で形而上学的な問題を考えようとするタイプだったマールンキャプッタさんは修行に時間がかかった というのが、ありそう という感じで。
    実際にいた人たち感。

    > > 「(そのように彼は)念をもっておこなう。」がどういうことなのか。どうすれば『それが滅び、積まれないように』なるのか。
    > 解釈は分かれるのかな?<
    >
    >
    > わたしは、
    > 自分の行為を観察・自覚・気づくことによって、過度に執着せず、自然にそれが滅びるままにする、
    > とか、
    > 釈尊の教戒を思いながら、新たな苦を積まないように気をつける、
    > とか、
    > 今のところそのような感じに捉えています(全然違うかもです!)

    ありがとうございます。観察・自覚・気づく - 大事なのでしょうね。

    > マインドフルネスと訳されることも多い『サティ(念)』の解釈もwikiなどを読むにいろいろあるみたいですね。

    色々な情報を紹介いただき、ありがとうございます。
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