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No12240 の記事


■12240 / )  Re[28]: タイピング
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/04/28(Wed) 19:29:47)
    メルポンは(MP)でこんなことを言っている。
    【…タイプが打てるということは、したがって、それぞれの文字の文字盤上の位置を知っていることではないし、いやそれどころか、われわれの眼前に文字が現れると同時に誘発される条件反射を、それぞれの文字について習得していることですらないのである。認識でも自動機制でもないとしたら、そもそも習慣とは何であろうか。手のなかにある知、つまり身体的努力に対してしか与えられず、客観的な指示によってはいい表すことができない一種の知が問題なのだ。手足の一つがどこにあるかをわれわれが知っているように、タイピストは、文字盤のどこに打つべき文字があるかを知っているのであるが、それはなじみの知によるものであって、客観的空間における一つの位置を数える知識に基づくものではない。タイピストの指の移動は、客観的に記述されうる空間的起動としてタイピストに与えられているのではない。彼女にとっては、それは表情によって他の運動から区別される、運動機能のある転調を意味するのだ。あたかも書かれた文字の知覚が同じ文字の表象を呼び起こし、これがまたこれで、文字盤上の文字を打つのに必要な運動の表象を喚起するかのような、問題のたて方がしばしばおこなわれている。だが、こうしたいい方は神話に類するものだ。‥‥
    ‥‥タイピストが文字盤の上で必要な運動をおこなうとき、この運動は一つの志向によって導かれているが、しかしこの志向は文字盤のキーを客観的な位置として措定するのではない。タイプを学ぶということは文字盤の空間を身体的空間に統合することであるといわれるが、これは文字通り真実である。…‥】(MP-13)

    ここに出てくる【認識】っていうのを、わたしの言う狭義の意味での「知性」のこととしてわたし見ている。

    【手のなかにある知】とか【なじみの知】とか【空間を身体的空間に統合する】っていうの、なんかわかる感じ〜。
    わたしこのようなのを「身体知」って呼んでる。あ、これわたしの勝手のね。

    わたしばあい、わたしがパソコンのWordに文を打ち込めるようになった過程を思い出すと、そうだったような気がする。
    ほかの人はどうなのかしら?ちょっと興味あるとこ。説明書を熟読したり、雑誌を買って読んだり、パソコン教室に通ったり、そういうことをして?

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