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No11819 の記事


■11819 / )  Re[4]: 四月馬鹿さんへ
□投稿者/ 四月馬鹿 -(2021/04/11(Sun) 10:17:54)
    おはようございます、pipitさん。

    お仕事、お疲れさまでした−(^^)/


    ************

    動画メモ続きです。

    カントが『純粋理性批判』で明らかにしたかったこと、「アプリオリな総合判断はいかにして可能か」という問いについて考えるために、その問いが生まれた背景がまとめられます。まずカントはもともと物理の研究から出発していること、また当時は合理論VS経験論という近代哲学の論争があり、カントは合理論(デカルト、ライプニッツ、スピノザ)の立場にたっていたことがあげられます。合理論とは、「理性の合理的推論によって世界は正しく認識できる」という立場。

    「合理論」として、例えばデカルトは諸々のことについて徹底的に疑い抜いた結果「そうやって疑う私は確実に存在する」(『我思うゆえに我あり』)という確信をえたが、彼はこの『我〜』命題から合理的な推論をしていけば、誰もが合意できる真理を生み出すことができると考えた。一方スピノザはその著『エチカ』で「一切の存在は神であり、神と世界は一体のもの」という汎神論を主張したが、その論証方法として、公理→定理→証明という数学的な推論を用いた。以上のような「理性の能力を正しく使えば真理がわかる」という考えが合理論。

    これに反対したのがロック、バークリ、ヒュームなどの哲学者が主張した「経験論」。経験論とは「私たちの理性とか人格とかいったものは、経験によって作られるに過ぎない」という立場。

    ・・・ようやく7分。

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