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No11467 の記事


■11467 / )  Re[39]: 永遠の初心者
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/03/20(Sat) 14:20:20)
    メルポンによると、

    【‥‥フッサールの末刊の手稿なかで、哲学者は永遠の初心者であるともいわれている。すなわち、哲学者は世人や科学者たちが知っていると信ずるものを、何によらず、既知のこととは見なさない。哲学がかつて真理をいいえたにせよ、かかる真理おいても、哲学は自己の知識を既知のものと考えるべきではない。哲学とは哲学自身の出発点に立ち帰って、繰り返しこれを体験し直すことである。哲学のすべてはこの端緒を記述することに存する。そして結局、根本的な反省とは、非反省的な生に対する、反省自身の依存性を自覚することなのだ。非反省的な生こそ、反省の出発状況であり、恒常的な状況でもあり、終局の状況でもある。先のフッサールの言葉は、以上のようなことを意味しているのだ。一般に考えられたように、現象学的還元は、観念論的哲学の定式であるどころか、実存哲学の定式なのである。――ハイデガーの「世界―内−存在」(In-der-Welt-Sein)は、現象学的還元を基礎として、初めて出現しえたのである。‥‥】(MP-7)

    ほかの哲学者はどうか知らないけど、現象学においては、【哲学者は永遠の初心者である】って見てるよう。
    メルポンは(MP)で、【現象学はながい間、初歩的な状態にとどまり、問題性と願望の域を出なかった】とか【いつも最初からやり直す】とも言ってる。

    ここに【反省】っていうのあるけど、これデカルトのに絡まってくる。これは後で。
    あと【ハイデガーの「世界―内−存在」(In-der-Welt-Sein)】っていうのあるけど、これ〈私と世界との関係〉においてメルポンの重要な基本的な見方となってる気がしてる。

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