| 「100分 de 名著」の『資本論』第1回 「商品」に振り回される私たちを観ました。
過労死などの労働問題はもとより、公害などの環境問題にも触れられていて、 とても興味深いものでした。
会社は、利益が上がっているのに人々は貧しくなっていく「富のパラドックス」。
もともと水や土地、エネルギーといった公共財は無償であり潤沢に存在していたのに公共財は、「商品」として強制的に引き離されて「希少性」が人工的に生み出された結果、人々は賃労働をせざるを得ない賃金労働者へと変貌させられ「商品」なしでは生きていくことが、もはや不可能になったのです。 しかも「商品」を購入するには「お金、貨幣」が必要になります。
だから「貨幣」を求めて人々は、必死に働かなければならず借金、貧困、失業の脅威の一方で、一部の富裕層はますます富をためて豊かになっていく、まさに、人は、「商品」というものに翻弄され続けているということでした。
共産主義は、悪魔の教えなので、嫌いですが、なかなか面白い見方だと思いました。
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