| 中学生になると勉強を始める子は始める。しかし小生は定期テストの前位にしか所
謂「勉強」をすることをしなくなった。あまり勉強ばかりやっていると友だちや教
師の反感を買うのではないかという奇妙な遠慮があったからだ。しかしこの遠慮は
間違いだった。人は現在ではなく未来に意識を向けるべきなのだ。
埼玉県には全国的に名を知られた県立の進学校として有名なU高校がある。小生
にこの高校を勧めてくれた教師は何人もいた。小生は偏差値では充分この高校のレ
ベルに届いてはいたのだが内申点が不足気味だった。もともと勤勉では無い小生は
これから何年も勉強漬けというのにはうんざりだった。それで自然に進学先が当時
県立の進学校としてNo2であったK高校に移っていったのだがそれが運の尽きだ
ったのかも知れない。
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