| パニチェさん、何度もありがとうございます。
ニーチェは、信仰というものの本質を表されていて自分自身は、 信仰の助けとなっています。
ニーチェが批判したのは、神そのものというより、弱い者のルサンチマン(恨み) 奴隷道徳が支配者道徳を圧倒して、人類にとっての普遍的な価値だとまでなった 生命力を削ぐような道徳に対してかなと思います。
ルサンチマンとは、優れた他者に対する反感であり、単純な反感ではなく、 鬱屈した反感、相手を意図的におとしめることによって自分を相対的に 高めようとするような、嫉妬と否定の入り混じった反感です。
それはまず強い相手を「悪い」と否定的に位置付け、その反動として 自分たちを「善い」と位置付けるものの見方です。
そして、ニーチェは、「力への意思」で人間の平等性に対する幻想を打ち砕き、 人間をその能力に従って序列化することの必要性を訴えます。 それも、遺伝的に還元される、つまり、エリート主義ですね。
このように、初めから人は、不平等に作られているのですから、それを素直に 受け入れて永劫回帰、あるいは、輪廻転生の運命、決定論を受け入れて生命力 溢れる「超人」にならなければなりませんね。
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