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■6991 / inTopicNo.1)  御礼
  
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/24(Thu) 05:54:28)
    書き込んで下さった方々にお礼申し上げます。
    ありがとうございました。

    お後が宜しいようで。
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■6986 / inTopicNo.2)  (削除)
□投稿者/ -(2020/09/23(Wed) 23:22:33)
    この記事は(投稿者)削除されました
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■6974 / inTopicNo.3)  法隆寺
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/23(Wed) 07:41:33)
    2020/09/23(Wed) 08:54:11 編集(投稿者)

    おはようございます、floraさん

    昨日、久しぶりに法隆寺へ行ってきました。前回は下の娘がまだ1歳になるかならないかの時だったので20数年ぶりです。お目当ては「法隆寺秘宝展」。
    そこにたどり着く前に五重塔や金堂内部、玉虫厨子やら百済観音で午前中いっぱいかかり、昼食後にお目当てを鑑賞、見終わってみれば3時半、この後桜井市にある談山神社へも行きたかったのですが無理でした。

    法隆寺は奈良から少し離れているので見物人もそれほど多くなく、東大寺に比べればこじんまりとしたいい雰囲気で、古色蒼然(までは行きませんが)として何か飛鳥時代にタイムスリップした感じがありました。

    陳列品は国宝や重要文化財が大軍率いて押し寄せてくる感じで、ある仏像の説明には「壊れて長い間放置されていたものを修復した」とありました。今から見れば大変貴重なものなのに、当時周りにそれ級(以上)のものがゴロゴロあるので「捨ててバチが当たってもつまらんしな。ま、その辺に転がしとこか」ぐらいの感覚だったのかもしれません。

    今回一番感銘を受けたのは写真の古木でした。何百年生きているのかわかりませんが、どこにも行かず、何も言わず、何も考えず(ここには疑問はあります)、ただひたすらに生きているのかと思うと、畏敬の念が湧いてきました。
    生きることで一番重要なことは生き続けることなのかなと、最近悪魔ちゃんと自殺について少しやり取りしたこともあり、ふとそう思いました。

    P.S.
    >黒川紀章さんが若尾文子さんのことを「君の美しさはバロックだ」とか気障なことをおっしゃったということですが、音楽にもバロック音楽というのがありますが、一体どういう意味だと思われます? アンバランスのバランスでしょうか?彼女はとてもバランスがとれた美しい方だと思うんですが・・・ 
    印象派同様音楽の《バロック》もよくわかりません。僕の理解は「大体バッハくらいまでの音楽」です。黒川さんは建築家ですから本来の意味でのバロックという事なんでしょうが、ウィキペディアには「バロック建築は、彫刻や絵画、家具などの諸芸術が一体となった総合芸術となっていることを特徴とする」とあります。それをできるだけ+の方向で解釈すれば、「全ての点で美しい」ということですかね?
    この言葉はこの二人がお付き合いするきっかけとなったテレビ対談での発言のようですから、多分若尾さんの内面を含んだ発言ではないような気がします。外面、スタイルとか顔立ちへの感想だとすると非の打ち所のないボディの持ち主という賛辞でしょうか?
    しかしそもそも黒川さんの真意を計ることなどボクに出来る訳がありません。

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■6963 / inTopicNo.4)  Re[51]: 将棋界
□投稿者/ パニチェ -(2020/09/22(Tue) 16:17:54)
    こんにちは、フローラさん。
    こっちはようやく秋の気配がしてきました。やっぱ暑さ寒さは彼岸までです。

    No6961に返信(floraさんの記事)
    > こんにちは、横の横失礼します〜。

    >>私の知るかぎりでは哲学の研究にコンピュータが直接の道具として使われていることはないと思いますが、情報哲学分野としてはいろいろあります。
    >>サイバネティックス、論理学、倫理学、チューリングマシン、チューリングテスト、哲学的ゾンビ、中国語の部屋などなど。

    > チューリングマシン、チューリングテストのチューリングは、アラン・チューニングのことですよね? ナチスドイツ軍のエニグマの, 暗号解読機BOMBEを作った天才と言われた人ですよね。

    ほんとですね。これ知りませんでした。
    Wikipediaで初めて知りました。^^
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■6961 / inTopicNo.5)  Re[50]: 将棋界
□投稿者/ flora -(2020/09/22(Tue) 15:33:12)
    こんにちは、横の横失礼します〜。

    > 私の知るかぎりでは哲学の研究にコンピュータが直接の道具として使われていることはないと思いますが、情報哲学分野としてはいろいろあります。
    > サイバネティックス、論理学、倫理学、チューリングマシン、チューリングテスト、哲学的ゾンビ、中国語の部屋などなど。


    チューリングマシン、チューリングテストのチューリングは、アラン・チューニングのことですよね? ナチスドイツ軍のエニグマの, 暗号解読機BOMBEを作った天才と言われた人ですよね。
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■6960 / inTopicNo.6)  Re[48]: コモンズスコラ ラヴェル
□投稿者/ flora -(2020/09/22(Tue) 15:06:31)
    田秋さん、こんばんは、
    膨大な情報誠にありがとうございます。

    commons schola vol.4 ラヴェル
    https://www.youtube.com/watch?v=ZzIkdzlQS4A

    >今回はラヴェルです。坂本教授も仰っていますが、音楽における《印象派》という括りは、絵画の印象派と大体同じ時期の作曲家だからそう呼ぼうか、位の括りで、よくわからないところがあります。私見ではラヴェルなど初期を除きあまり印象派とは思っていません。構成の緻密さなど、ベートーベン〜ブラームスの流れ上にいるような気もします。ラヴェル流新古典主義?みたいな。

    そうなんですよね。教授も確か、革新派ドビッシーと異なり, ラヴェルには古典的なところもあるとおっしゃっていましたね。やっぱり絵画の分類をそのまま音楽に適応してしまうのは、ちょっと笊な感じがしますよね。

    田秋さん、黒沢紀章さんが若尾文子さんのことを「君の美しさはバロックだ」とか気障なことをおっしゃったということですが、音楽にもバロック音楽というのがありますが、一体どういう意味だと思われます? アンバランスのバランスでしょうか?彼女はとてもバランスがとれた美しい方だと思うんですが・・・ 

    >何と言っても《ボレロ》が有名ですがその他にもいっぱいあります。
    《海原の小舟》1906
    《スペイン狂詩曲》1907 
    《亡き王女のためのパヴァーヌ》 1910
    《マ・メール・ロア》1912 組曲版がよく演奏される。全曲版は日フィルの9月の東京定期で演奏されました。ライブ配信(のアーカイブ)があります。
    《ダフニスとクロエ》1912 翌年第2組曲《ダ》としてはこれの演奏回数が一番多い
    《高雅で感傷的なワルツ》1912
    《ラ・ヴァルス》1913
    《道化師の朝の歌》1918
    《クープランの墓》1919
    《展覧会の絵》編曲 1922
    《ツィガーヌ》1924?
    《ボレロ》1928
    《左手のためのピアノ協奏曲》1930
    《ピアノ協奏曲ト長調》1931
    このように、ドビュッシーに比べるとラヴェルが格上?と思ってしまう位、演奏曲数に差があります。この中で僕が弾いていて興奮するのは《ラ・ヴァルス》です。これほど異様なワルツがあるでしょうか?

    私はやはりベタですが《亡き王女のためのパヴァーヌ》でつ。 時々頭の中でこの音楽が鳴っています。

    >「(ラヴェルは)小柄な方」と仰ってます。これはだいぶ後になって知りました。写真を見る限りそのようには見えなかったからですが、ひょっとするとそのように見えないようなアングルで写真を撮っていたんじゃないかなとも思います。

    集合写真がほとんどないと人の大きさはわかりませんよね。それととてもご自分のことに気を使っていた方のようですから、撮られる角度とか研究していたのかも。

    >《水の戯れ》に続いて《弦楽四重奏曲 1903》が取り上げられています。幸か不幸か、昔録音した演奏は壊れたiPodと共に無くなってしまいました。学生の頃、ラヴェルのSQとラズモフスキーの1番を一緒に弾くと結構ハモる(きれいに響く)ことを発見して喜んでいました。

    《弦楽四重奏曲 1903》もきれいですね。坂本さんの音楽もここからちょっとヒントを得たのかな?

    >教授の話によるとラヴェルのピアノはソリストになれるくらいにはうまくなかったようですが、意外でした、凄くうまいのだと思ってました。《夜のガスパール》とか無茶苦茶難曲らしいです。それにピアノコンチェルト2曲も書いてるし。

    >前編でも少し出ましたが、ここで再びサティの話になります。坂本教授はこのドビュッシー、サティ、ラヴェルの3人の中ではサティが一番好きなんじゃないかと思いました。サティについてはコモンズスコラ第9巻で取り上げられていますからここでさらっと触れられていますが、《ボレロ》繋がりで繰り返しの音楽について語られています。

    サティの編では、ほかの評論家が加わって私正直申して楽しくなかったのです。 お時間のある時に田秋さんにサティを解説していただけると、うれしいでつ。

    >ボレロにサティの影響はあったのでしょう。影響というかヒントだったような気もします。同じメロディを違う音色(楽器の組み合わせ)で演奏すると、逆に同じメロディだからこそ音色の豊かさが際立つという計算があったように思います。ボレロの場合、繰り返しには呪術的効果とともに音色の変化を目立たせる役割もあるのではないかと思います。

    ラヴェルのお父さんが時計職人だったと教授言っていましたが、時計も同じリズムをずっと刻んでいますね(あたりまえだけど)

    >【世にも豪華なサロン】

    20世紀初頭のパリというのは素晴らしかったでしょうね。エコール・ド・パリとか、モンパルナスの芸術家たちとかね・・ WW1以降文化の中心は、世紀末のウイーンからパリにうつったのでしょうね。素晴らしい。
    引き続きよろしくお願いします。

    水で思い出しましたが、坂本教授も水をモチーフにした曲がありますね。
    『水の中のバガテル』
    https://www.youtube.com/watch?v=n22sa5kEsHM&list=RDn22sa5kEsHM&start_radio=1&t=124




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■6953 / inTopicNo.7)  Re[49]: 将棋界
□投稿者/ パニチェ -(2020/09/22(Tue) 08:20:01)
    おはようございます。横レス御免!^^

    No6948に返信(田秋さんの記事)
    > おはようございます。

    > 豊島竜王が永瀬叡王を破り叡王奪取、2冠となりました。羽生九段は竜王戦の挑戦者となり、タイトル通算100期をかけ豊島竜王に挑戦します。
    > 豊島竜王は勿論強いのですが、あの藤井2冠が5戦全敗しているのです。それじゃ豊島2冠がダントツに強いのかというと、昨日終わった叡王戦は4勝3敗2持将棋(引き分け)という接戦の末の奪取なので実力拮抗ということでしょう。

    > 先日羽生九段が藤井2冠のことを自分の若い頃と比較して語っていました。
    > 「直球勝負なら互角だと思うけれど球種の多さで敵わない」
    > 因みに藤井2冠は対羽生戦4戦全勝です。

    やっぱ相性ってのがあるんですかねぇ〜。

    > 藤井2冠が最近自作PCを作ったのですがそれに使用したCPUの値段は約50万円、一般のPCのCPUは2〜3万円だそうです。専門家の話によると処理能力が30倍になるそうです(一般CPUが1秒間に200万手、それに対して6000万手読める)。将棋は1局平均120手位ですから6000万手というのは50万局に相当します(1秒間で!)。もう感想が言えるレベルじゃないです。

    さすがですね。あの歳でプロとしての投資を分かってるのが凄い。

    > 哲学の研究にはコンピューターってどのように使われているでしょう?

    私の知るかぎりでは哲学の研究にコンピュータが直接の道具として使われていることはないと思いますが、情報哲学分野としてはいろいろあります。
    サイバネティックス、論理学、倫理学、チューリングマシン、チューリングテスト、哲学的ゾンビ、中国語の部屋などなど。

引用返信/返信 削除キー/
■6948 / inTopicNo.8)  将棋界
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/22(Tue) 05:31:50)
    おはようございます。

    豊島竜王が永瀬叡王を破り叡王奪取、2冠となりました。羽生九段は竜王戦の挑戦者となり、タイトル通算100期をかけ豊島竜王に挑戦します。
    豊島竜王は勿論強いのですが、あの藤井2冠が5戦全敗しているのです。それじゃ豊島2冠がダントツに強いのかというと、昨日終わった叡王戦は4勝3敗2持将棋(引き分け)という接戦の末の奪取なので実力拮抗ということでしょう。

    先日羽生九段が藤井2冠のことを自分の若い頃と比較して語っていました。
    「直球勝負なら互角だと思うけれど球種の多さで敵わない」
    因みに藤井2冠は対羽生戦4戦全勝です。

    藤井2冠が最近自作PCを作ったのですがそれに使用したCPUの値段は約50万円、一般のPCのCPUは2〜3万円だそうです。専門家の話によると処理能力が30倍になるそうです(一般CPUが1秒間に200万手、それに対して6000万手読める)。将棋は1局平均120手位ですから6000万手というのは50万局に相当します(1秒間で!)。もう感想が言えるレベルじゃないです。

    哲学の研究にはコンピューターってどのように使われているでしょう?





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■6919 / inTopicNo.9)  コモンズスコラ ラヴェル
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/21(Mon) 09:21:57)
    2020/09/21(Mon) 11:41:59 編集(投稿者)

     おはようございます、floraさん

    commons schola vol.4 ラヴェル
    https://www.youtube.com/watch?v=ZzIkdzlQS4A

    今回はラヴェルです。坂本教授も仰っていますが、音楽における《印象派》という括りは、絵画の印象派と大体同じ時期の作曲家だからそう呼ぼうか、位の括りで、よくわからないところがあります。私見ではラヴェルなど初期を除きあまり印象派とは思っていません。構成の緻密さなど、ベートーベン〜ブラームスの流れ上にいるような気もします。ラヴェル流新古典主義?みたいな。

    さて、ドビュッシーとラヴェル、どちらがオケマンに馴染みがあるかというと、それはもう、圧倒的にラヴェルです。

    何と言っても《ボレロ》が有名ですがその他にもいっぱいあります。
    《海原の小舟》1906
    《スペイン狂詩曲》1907 
    《亡き王女のためのパヴァーヌ》 1910
    《マ・メール・ロア》1912 組曲版がよく演奏される。全曲版は日フィルの9月の東京定期で演奏されました。ライブ配信(のアーカイブ)があります。
    《ダフニスとクロエ》1912 翌年第2組曲《ダ》としてはこれの演奏回数が一番多い
    《高雅で感傷的なワルツ》1912
    《ラ・ヴァルス》1913
    《道化師の朝の歌》1918
    《クープランの墓》1919
    《展覧会の絵》編曲 1922
    《ツィガーヌ》1924?
    《ボレロ》1928
    《左手のためのピアノ協奏曲》1930
    《ピアノ協奏曲ト長調》1931
    このように、ドビュッシーに比べるとラヴェルが格上?と思ってしまう位、演奏曲数に差があります。この中で僕が弾いていて興奮するのは《ラ・ヴァルス》です。これほど異様なワルツがあるでしょうか?

    「(ラヴェルは)小柄な方」と仰ってます。これはだいぶ後になって知りました。写真を見る限りそのようには見えなかったからですが、ひょっとするとそのように見えないようなアングルで写真を撮っていたんじゃないかなとも思います。

    講義ではまず《水の戯れ》が取り上げられ、ドビュッシーとラヴェルの水の表現の違いを述べています。水は音楽の題材になりやすく、ヘンデルの《水上の音楽》、《田園》の2楽章、《シェエラザード》の1楽章などあります。
    《水の戯れ》に続いて《弦楽四重奏曲 1903》が取り上げられています。幸か不幸か、昔録音した演奏は壊れたiPodと共に無くなってしまいました。学生の頃、ラヴェルのSQとラズモフスキーの1番を一緒に弾くと結構ハモる(きれいに響く)ことを発見して喜んでいました。

    ドビュッシーの舞台演奏での解説でも少し触れましたが、ラヴェルのSQは本当に構成が緻密で複雑で3楽章など一見すると小節の拍がよくわからない所があります。また、2楽章は明らかにドビュッシーを意識しているなあと思う所もあります。CDはいっぱい出ています。どれが良いかはそれこそ好みです。アルバンベルク、(昔の)ジュリヤードなどいいですが、古いスタイルのカペも味があります(真似はできません)。

    教授の話によるとラヴェルのピアノはソリストになれるくらいにはうまくなかったようですが、意外でした、凄くうまいのだと思ってました。《夜のガスパール》とか無茶苦茶難曲らしいです。それにピアノコンチェルト2曲も書いてるし。

    【Taakiis ScCalacan】
    《夜のガスパール》
    https://www.youtube.com/watch?v=TQSyRXRuk6Y
    余談になりますが、Lucas Debargueがアンコールに弾いた曲です。
    https://www.youtube.com/watch?v=qhRL6SBHMsQ
    確かに音楽は即興ジャズなのですが、いわゆるジャズピアニストのジャズとは違います。何だろう、音一つひとつがジャズにしては緻密でクリア過ぎるのかな?

    《ソナチネ》の演奏です。ペルルミュテルです(ソナチネ以外も収録)。
    https://www.youtube.com/watch?v=4ytkaRoXqDI

    前編オワリ

    後編は《ステファン・マラルメの3つの詩 1913》から始まります。
    https://www.youtube.com/watch?v=gweI_rcwXQA
    ドビュッシーの《ステファン・マラルメの3つの詩》
    https://www.youtube.com/watch?v=VsYh9kK8lDA

    話の中に登場するストラヴィンスキーの《Three Japanese Lyrics"》です。
    https://www.youtube.com/watch?v=bn79fZnIKwo
    余談ですが、日本語→ドイツ語→ロシア語と翻訳されたものにストラヴィンスキーが曲をつけたもので、このドイツ語はハンス・べトゲなどによって訳されたものです。このハンス・べトゲさん、どこかで聞いた名前だなあと思ったら、マーラーが《大地の歌》で使ったテキストを作った人でした。

    シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ 1912》
    https://www.youtube.com/watch?v=bd2cBUJmDr8
    因みに《春の祭典》は1913年です。

    前編でも少し出ましたが、ここで再びサティの話になります。坂本教授はこのドビュッシー、サティ、ラヴェルの3人の中ではサティが一番好きなんじゃないかと思いました。サティについてはコモンズスコラ第9巻で取り上げられていますからここでさらっと触れられていますが、《ボレロ》繋がりで繰り返しの音楽について語られています。

    《ヴェクサシオン》
    https://www.youtube.com/watch?v=41Zx9973MsY
    これは1時間バージョンです。50秒聴けば元に戻ります。

    同じ物の繰り返し、これは「聴かされる」と「自ら聴く」では全然違います。好きな曲なら、例えばワタクシ荻野目ちゃんの《D2D》という、まあ3分位の曲を成田→ニューヨークの間聴いてたこともあります。これがもし《ヴェクサシオン》だったらちょっと嫌かもしれませんが、同じものを聴いていると段々聴いていない状態のようになります。イージーリスニング的というか、そういえば中学生の時もアビーロードをずっと何回も聴きながら勉強していました。《Get Back》なら何時間でも平気です。《Hey jude》の終わりもそうですね(ボレロ型)。

    ボレロにサティの影響はあったのでしょう。影響というかヒントだったような気もします。同じメロディを違う音色(楽器の組み合わせ)で演奏すると、逆に同じメロディだからこそ音色の豊かさが際立つという計算があったように思います。ボレロの場合、繰り返しには呪術的効果とともに音色の変化を目立たせる役割もあるのではないかと思います。

    ラヴェル指揮 ボレロ
    https://www.youtube.com/watch?time_continue=45&v=ZrNxLuNUAQM&feature=emb_logo
    けっこう、普通のテンポですね。

    僕が経験したベストのボレロは日フィルでジェルメッティが振ったボレロです。これは日フィルではありませんが。
    https://www.youtube.com/watch?v=81xH_-ggm8E

    今後の話に「ドラムンベース」という言葉が出てきます。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9
    具体例
    https://www.youtube.com/watch?v=Z7Oqya-swh4&list=RDnodB5gqt_mU&index=7

    【世にも豪華なサロン】
    パリは文化の中心でした。1922年、バルトークはイェーリー・ダラニ―という女性バイオリニストと共に彼のバイオリンソナタ第1番を引っ提げてヨーロッパ各地でコンサートを行いました。4月にパリで演奏会を行い、その後、アンリ・プルニェールという人の家に招かれました。このプルニェールという人は当時最も影響力のあった音楽雑誌「ラ・ルヴュ・ミュジカル」の主宰者です。妻宛の手紙で
    「5時からの演奏会の後、8時からプルニェール家で晩餐があり、ラヴェル、シマノフスキー、ストラヴィンスキーが集まった。夕食の後、さらにミヨー、プーランク、オネゲル、ルーセル、カプレもやってきた。そこでもう一度ソナタを演奏した。ラヴェルが譜めくりをしてくれ、イェリーの譜面はプーランクがめくってくれた」
    「ラヴェルとプーランクは2,3楽章が、ミヨーは1楽章が、ストラヴィンスキーは特に3楽章が気に入ったと言ってくれた。」
    何とも豪華な、豪華×豪華×豪華と言っても言い過ぎではないほど豪華です。

    これを機にラヴェルとイェリーは親しくなり、《ツィガーヌ》を書くことになります。ラヴェルはバルトークのジプシー音楽嫌いを知っていて(イェリーから聞いたのかもしれません)、それに対する見解を《ツィガーヌ》で表明した訳です。

    「ジプシー音楽も音楽ではないのか?」

    バルトークはそれまでのジプシー音楽=ハンガリー音楽という図式に激しく抵抗していて、それもあって必要以上にジプシー音楽を毛嫌いしていたかもしれません。
    バルトークはラヴェルの問いかけに直接答えてはいませんが、《ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディ 1928》がその答えではないかと、シゲティは言っています。

引用返信/返信 削除キー/
■6858 / inTopicNo.10)  Re[46]: メメント・モリ
□投稿者/ flora -(2020/09/20(Sun) 05:19:00)
    こんばんは 田秋さん

    > この言葉、知りませんでした。英語で言うとmortal moment 位になるんですか?

    英語にすれば(You) remember to die.でしょうか。というのもmementoは動詞のようです。

    > 人は必ず死ぬということを忘れるな→驕るなかれ、という戒めの言葉が、今を楽しめ!なり、キリスト教以降は現世の栄華を慎め!になった。
    > 大体そういう理解でいいですか?

    これと一緒にVanitas、つまりvanity、虚無、という言葉も使われたそうです。どんなに栄えていてもいつかは死ぬという虚無感かもしれませんね。

    > 色々調べていくうちにサンサーンスの《の舞死踏》にたどり着きました。ただメメント・モリと直接結びつくのかどうかはイマイチ'?'が付きますが・・・
    > https://www.youtube.com/watch?v=71fZhMXlGT4
    > このコンマス、上手いですね。

    ほんとうまいですね (→私は言うなって!)《死の舞踏》も同じ意味かもしれません。

    WIKIですがこうあります

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E8%88%9E%E8%B8%8F_(%E7%BE%8E%E8%A1%93)

    ところで、江戸時代の根付や薬入れに髑髏が使われていたりしますよね。あれはどういう意味なんででょうか? 教えてプリーズ〜。


引用返信/返信 削除キー/
■6839 / inTopicNo.11)  メメント・モリ
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/19(Sat) 20:08:32)
     こんばんは、floraさん

    この言葉、知りませんでした。英語で言うとmortal moment 位になるんですか?
    人は必ず死ぬということを忘れるな→驕るなかれ、という戒めの言葉が、今を楽しめ!なり、キリスト教以降は現世の栄華を慎め!になった。
    大体そういう理解でいいですか?

    色々調べていくうちにサンサーンスの《死の舞踏》にたどり着きました。ただメメント・モリと直接結びつくのかどうかはイマイチ'?'が付きますが・・・
    https://www.youtube.com/watch?v=71fZhMXlGT4
    このコンマス、上手いですね。
引用返信/返信 削除キー/
■6812 / inTopicNo.12)  Re[44]: 宣言!
□投稿者/ 田秋 -(2020/09/19(Sat) 10:33:53)
    パニチェさん、早々とありがとうございますた。
引用返信/返信 削除キー/

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