| 現在279ページ。 こんなに根気よく本を読むのはたぶん初めて。 しかしもっぱら、訳のここが分からん、どう訳せば分かりやすい日本語になるか、という興味で読んでいる。それが意外に楽しい。パズル・詰将棋的興味。 著者の言いたいことはあまり頭に入ってない。 この後、もう一回筋を追って読み直せば、見えるのではと期待。
訳者は科学哲学が専門らしく、事実関係や論理に関する明確な誤訳はほとんどない感じ。 むしろ、意味に厳密に訳そうとして日本語が不自然になっているよう。ただし、わざと誤読させようとしているかと言いたくなるような読点の打ち方、簡単に読みやすい日本語にできる部分もその工夫をしていなくて、当初は擁護したかった気持ちが今は失せている。 予め分かっている人間にしか読めない翻訳になっているように思われ、一般教養書の意味をなしていないのでは。もったいないなあ。グローバル化と言いながら、こういうことが起きてる。 ↑読めないと決めつけてますが、普通に読めるけど、と思う人がいたらすいません。 でも楽しいから読んでる(どっちやねん)
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