| 田秋さん レスありがとうございます
> knowingitselfさん、横レス失礼します。 > > 仰る通り、時間は音楽には必要不可欠な要素だと思います。バッハのフーガの技法はD-A-F-D-Cis-DEF-〜と始まります。Dの後にAが来てその後にFが来る、というように各音の発音には時間差があります。もしこの時間差が無かったら?と考えるとちょっと想像できません。時間差がないのなら同時に響くのだろうとも思いますが、同時という概念からして時間を前提としています。
そうですね。同時に音がなる和音は、クラシック、ジャズ、その他の音楽で極めて重要ですね。水平方向での時間的な音の展開、その時テンポにうるさいのが音楽で、それは他の芸術ジャンルではなかなかみられないと思います。演劇ではありますか。水平方向での音の展開と、同時になる幾つかの音の配合、音楽は基本的にこの二つの組み合わせだと思いますが、そこには無限の選択可能性があるようにみえます、そこから人間を感動させる組み合わせを発見するのが一流の作曲家ではないでしょうか。
> 時間を超越しているかというとボクにはよくわかりません。時間を《超越》するとはどういうことかもよくわからないし、そもそも《時間》については科学的、哲学的に様々な議論があります(一応ボクは上に書いた〈時間差〉を踏まえ時間は有るという立場を取っています)。 > > 絵画が《時間を超越》していないか?と言うと「していない」と断言する勇気はありませんし、文学についても同様です。 > > 多分ボクは《時間を超越》というのを《時を越え》、言い換えると「良いものは何時までも残る」という風に解釈しているのだと思います。この辺りのknowingitselfさんの解釈はどんな感じですか?
私も「良いものは何時までも残る」に近いと思います。「時間を超えた永遠」のような表現がよく使われますが、これも近いですかね。この意味なら、絵画でも文学でも、優れた作品は「時間を超越している」と思います。これは断言したいです(笑)。
ただ、音楽はすべてを時間的な要素で構成せざるをえないのに、それを超える力も強力だと。
色や線や文字は、素材としては、やはり空間的ではないでしょうか。
もちろん、音楽も空間的に響いてはじめて感動的になるのですが。
考えるときりがありませんが、これが面白さですね(笑)
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