| >祈る相手に対して、「同一階梯にいる主体」に対して私たちのために祈ってください、という祈り方に特徴があるとと思う。
ミサでは冒頭に、
「聖母マリア、すべての天使と聖人、そして兄弟のみなさん、罪深い私のために神に祈ってください」という祈りの文言が唱えられる。
聖母マリアにイエスに向けて祈ってくれ、すべての天使にイエスに向けて祈ってくれ、
すべての聖人にイエスに向けて祈ってくれ、
すでに天国にいるクリスチャンといま地上で生きている罪人である仲間たちに、イエスに向けて祈ってくれ、
そのように全員が祈るわけです。
そのイエスに向けた祈りに合流するというか、一本に祈りを集約するというか、
もともと同じベクトルの祈りの聖なる流れがあったというか、
最終的にイエスその人の祈りが父なる神に捧げられると。霊魂や抽象的な言語だけでなく、体の現前としての祈りが捧げられると。
この祈りが「聖体の秘蹟」ですね。キリスト教の外でもよく知られている十字架による罪の贖いとは、「聖体の秘蹟」と寸分も変わらずにイコールといっていいでしょう。
このイエスの祈りが天と地を架橋して、完全に一つにするようにして完成される。
これがカトリックのアルファにしてオメガといっていいと思います。
今日も世界中で行われている。
ミサの必須・不可欠の構成要素をなすのが「聖体の秘蹟」。
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