TOP HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 親記事をトピックトップへ ]

このトピックに書きこむ

■39825 / inTopicNo.85)  日記
  
□投稿者/ pipit -(2024/12/01(Sun) 14:58:22)
    2024/12/01(Sun) 15:04:06 編集(投稿者)

    鏡像反転けろっ!
    このような本が出ていたのですね〜



    鏡像反転の謎にいどむ!/加地大介著『なぜ鏡は左右だけ反転させるのか』試し読み
    『2024年5月16日に加地大介著『なぜ鏡は左右だけ反転させるのか』が配本になります。
    *本書は2003年に哲学書房から出版された『なぜ私たちは過去へ行けないのか―ほんとうの哲学入門』に加筆修正を加えて改題をしたものです。
    カント生誕300年の年の新版発刊を記念し、カントの空間論についてより踏み込んだ内容の論考を追加するとともに、脚注の付記や図版を新しいものにするなど大幅な改訂をほどこしています。』

    https://note.com/lucky_moraea870/n/nb7646b770484

    ※写真のアマガエルちゃん、お鼻にタネかなんかくっつけてるので、反転具合がよりわかりやすいかも!
    お利口さんねー(?)

832×624 => 600×450

ohakaeru6.JPG
/196KB
引用返信/返信 削除キー/
■39789 / inTopicNo.86)  pipitさまへ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/11/29(Fri) 20:18:45)
    No39775、pipitさま、ありがとございま〜す!

    最近、いいこと思いつちゃっから、後でわたしんところでそれ書いて、
    抜粋引用してくれたところ、わたしの見方、書いて見ることにするね。

    わたし、ここ数年はメルポンのを教科書としてる。メルポンのを捉えるためにフッサールのやハイデガーの、で、フッサールのはデカルト、カントってなってるのね。だから、ここはけっこう参考にさせてる。

    また聞きたいことがあったらよろしくね。


引用返信/返信 削除キー/
■39775 / inTopicNo.87)  悪魔ちゃんへ
□投稿者/ pipit -(2024/11/29(Fri) 00:35:59)
    悪魔ちゃんこんばんは!
    No39696
    >『純粋理性批判』が概念主義かそれとも非概念主義か、についてもいろいろ解釈が別れているみたいです。<
    についての箇所を短く引用するね。もっと知りたい観点があったら言ってください!


    『新・カント読本』牧野英二編、法政大学出版局、P139〜
    『11 カテゴリーの演繹論と図式論』鵜沢和彦先生の論述より抜粋引用。

    『(略)知覚経験の論理的構造に関しては、概念主義と非概念主義という二つの立場が対立している。

    (略)、概念主義は、カントの演繹論のみを重視する。この解釈の論拠は、以下の三点にまとめられる。

    @概念なき直観は盲目である。
    A判断の論理的機能は、同時に直観の総合的統一の働きにほかならない。
    Bカテゴリーは、直観における把捉の条件である。

    (略)、われわれが経験的知識を獲得し、それを正当化するためには、どのような知覚経験にとっても必要な一連の諸概念、すなわち、カテゴリーが存在する。これが概念主義のテーゼであり、カテゴリーの論理的機能を強調する点にその特徴がある。しかしながら、これによって、直観と概念、感性と悟性は、カントの立場からすると、もはや厳密に区別されなくなり、ライプニッツの「汎論理主義(Panlogismus)」に再び後退することになる。
     
     これに対し、ペーター・ロース(1936−)とチャールズ・D・パーソンズ(1933−)は、カントの数学の哲学を支持する立場から、直観の働きを評価する非概念主義の立場をとる。この立場の論拠は以下の二点にまとめられる。

    @外的直観は、対象(現象)に直接的に関係する。
    A算術や幾何学の命題は、量のカテゴリーの図式(時間系列)によって成立する。

    第一の論点について、ロースは次のように述べている。直観は対象の直接的・個別的表象であり、概念がその間接的・普遍的表象である限り、直観を概念に還元することは、定義上不可能である。なぜなら、命題の単称指示句「この」は、つねに対象への直接的関係(直観)を前提しており、その関係は、概念によっては決して置き換えられないからである。それゆえ、直観と概念は、原理的に区別されなければならない。
    第二の論点は、たとえば、7+5=12という算術の命題(B15)の考察から明らかになる。われわれは、ただ7と5の結合を考えるだけでは、決して12という解答を得られない。数を一つ一つ付加(総合)していくことによって、はじめて12という一定の数量に到達できる。この「数える」(A103)という作業は、悟性が量のカテゴリーの図式(数、時間系列)を用いて数量を総合する図式機能にほかならない。幾何学の場合も、構想力が「思考の内で線を引く」(B154)という仕方で、継起的に一定の外延量を総合(構成)している。数学は、この総合によってはじめて現象に適用可能になる。
    非概念主義の特徴は、この総合の概念が、量のカテゴリーに関する構想力の時間図式と悟性の図式機能に依拠している点にある。
    したがって、概念主義が、図式論の無用説に立つのに対し、非概念主義は、図式論の有用説に与するのである。
    (略)』
    引用終了
    -----------------------------------------

    上記引用文に
    >直観は対象の直接的・個別的表象であり、概念がその間接的・普遍的表象である限り、直観を概念に還元することは、定義上不可能である。<
    という箇所があり、関連する純粋理性批判での文章を過去に引用していたので再引用するね。

    No11121

    (カントの文章)中山元先生訳。中山先生による補注[]は省略してみます。

    B93あたり。『純粋理性批判2』p50〜
    『すべての直観は、感覚的なものであって、触発によって生まれるが、
    概念は機能(フンクツィオン)によって生まれる。
    わたしがこの〈機能〉という語で意味しているものは、心に思い描かれたさまざまな像を一つの共通の像のもとに秩序づける行為の統一的な作用のことである。
    だから、感覚的な直観作用が印象の受容性に根拠づけられているように、概念の営みは、思考の自発性に根拠づけられているのである。
    知性はこれらの概念を、ただ判断するために使用することができる。
    ところで直観を除くと、心に思い描かれたいかなる像も、対象に直接かかわるものではない。
    これと同じように概念もまた、対象と直接にかかわることはない。
    概念が直接に関係するのは、対象についての像であり、これは対象とは異なるものである。
    だから判断とは、対象についての間接的な認識であり、対象の像についての像なのである。
    (略)
    このようにすべての判断は、わたしたちのさまざまな像を統一する働きをする。
    まず対象と直接にかかわる像が存在し、その上位に、その像とそのほかのさまざまな像を含む高次の像があり、これが対象を認識するために利用される。この高次の像において、ほかのさまざまな可能的な認識が、一つにまとめられる。
     ところでわたしたちは、知性のすべての振舞いを結局のところは判断とみなすことができる。
    だから知性とはそもそも判断を下す能力と考えることができる。
    すでに述べたように知性とは、思考する能力だからである。
    思考とは、概念によって認識する行為である。
    (略)』
    引用終了

    -----------------------------------------

    鵜澤和彦先生の論文が読めるページがあったのでアドレス貼っておくね
    https://hosei.ecats-library.jp/da/repository/00009891/14_phi_10_uzawa.pdf

    リクエスト歓迎どすえ〜
    今までいっぱいありがとう!!
引用返信/返信 削除キー/
■39703 / inTopicNo.88)  pipitさまへ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/11/24(Sun) 16:29:51)
    pipitさま、ありがとございま〜す。

    No36750のところ、見たことありました。
    >カントの場合は、概念でも感覚的受容でも、なんでも「現れ」(表象)と見てるのかな?と思ってます。<
    カントの「純理」はpipitさまほど詳しくは見てないんだけど、わたしもなんとなくそんな感じで見てます。
    意識に現れているもの全般、みたいな感じで。

    ドイツ語はゼンゼンわかんないんだけど、
    「Eine Perception」をネットで調べたら、「認識」って出て来た。
    「Perception」(←これ日本語らしいんだけど)は「Wahrnehmung」って出て来た。
    「Wahrnehmung」は、
    https://kotobank.jp/word/wahrnehmung-1258151
    にあった。
    ドイツ語の意味と翻訳される日本語、そしてその日本語の意味、そしてその日本語のわたしの意味、ごちゃごちゃしてくる。

    カントのこの部分の記述に関してわたし考えて見たんだけど、それは後でわたしんとこで書いて見ることにします。

    >『純粋理性批判』が概念主義かそれとも非概念主義か、についてもいろいろ解釈が別れているみたいです。<
    なるほど〜。

    >そのことについての鵜澤和彦先生の記述(11ページだけ)が載っている本が手元にあるので興味あるときは引用するので遠慮なく言ってね!<
    そこんとこ、ちょっと知りたいな〜。
    遠慮なく、引用よろしくお願いしちゃいます。

引用返信/返信 削除キー/
■39696 / inTopicNo.89)  悪魔ちゃんへ
□投稿者/ pipit -(2024/11/24(Sun) 08:41:43)
    悪魔ちゃん、こんちは!

    > ――――――――――――――――――
    > 「意識を伴う表象(perceptio)が単に主体の状態の変様としてのみ主体と関わる場合には感覚であり、客観的知覚は認識である。認識は直観か概念のいずれかである。前者は直接に対象に関係し個別的である。後者は間接に、複数の事物に共通しうる表徴を介して対象に関係する」(A320/B376f.)。
    > ――――――――――――――――――

    カントのドイツ語原文を引用するね。
    Eine Perception, die sich lediglich auf das Subjekt, als die Modifikation seines Zustandes bezieht, ist Empfindung (sensatio), eine objektive Perzeption ist Erkenntnis (cognitio). Diese ist entweder Anschauung oder Begriff (intuitus vel conceptus). Jene bezieht sich unmittelbar auf den Gegenstand und ist einzeln; dieser mittelbar, vermittelst eines Merkmals, was mehreren Dingen gemein sein kann.

    この箇所についてを過去に投稿してて、鈴木恒夫先生の日訳と、pipitの理解をワードでイラスト化してるのでよかったらみてみてね。
    No36750

    pipitの感想としては、、、
    カントの場合は、概念でも感覚的受容でも、なんでも「現れ」(表象)と見てるのかな?と思ってます。
    その表象を意識化してる状態を(perceptio)と言ってるのかな?と。

    悪魔ちゃんが、「あ、OK」って書いてたけど、「あ」として見てるものが対象としての直観になるのかなぁって(自信なし)

    『純粋理性批判』が概念主義かそれとも非概念主義か、についてもいろいろ解釈が別れているみたいです。そのことについての鵜澤和彦先生の記述(11ページだけ)が載っている本が手元にあるので興味あるときは引用するので遠慮なく言ってね!
    非概念主義の立場として、ペーター・ロースさん、チャールズ・D・パーソンズさんのお名前があげられてました。鵜澤先生ご自身は非概念主義を支持するとありました。

    質問大歓迎ですo(^▽^)o
    もちろんわからないこと莫大と思うけど考えてみます!

引用返信/返信 削除キー/
■39686 / inTopicNo.90)  pipiちゃんへ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/11/23(Sat) 16:15:10)
    コン、コン、 
    ご休憩中のところ失礼しま〜す。

    わたしいま概念主義っていうの見て、どうやらカントのと関係あるみたいなのね。

    https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/173208/1/ronso_38_045.pdf

    のなかで、三谷さんが〔カントが示す表象の一般的分類を参照するなら、〕って言って、カントの記述だと思うんだけど、
    ――――――――――――――――――
    「意識を伴う表象(perceptio)が単に主体の状態の変様としてのみ主体と関わる場合には感覚であり、客観的知覚は認識である。認識は直観か概念のいずれかである。前者は直接に対象に関係し個別的である。後者は間接に、複数の事物に共通しうる表徴を介して対象に関係する」(A320/B376f.)。
    ――――――――――――――――――
    って書いてあるところがあるんだけど、カント、こういうこと言ってるの?
    訳者によって表現が違うかもなんだけど、ここんとこ、pipiちゃんに聞こうと思って。












引用返信/返信 削除キー/
■39434 / inTopicNo.91)  パニチェさんへ
□投稿者/ pipit -(2024/11/12(Tue) 21:24:05)
    パニチェさんこんばんは!
    新トピの設置ありがとうございます。
    いつも大変お世話になっています m(_ _)m

    これからもどうぞよろしくお願いします(*^◯^*)
引用返信/返信 削除キー/
■39432 / inTopicNo.92)  純粋理性批判を読んでみる。55
□投稿者/ パ二チェ -(2024/11/12(Tue) 20:43:19)
    トピ主:pipitさん

    引き続きよろしくお願いします。

引用返信/返信 削除キー/

<前の12件

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 >>
Mode/  Pass/

TOP HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -