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Out to Lunch
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□投稿者/ rest -(2024/09/21(Sat) 10:28:04)
| 2024/09/24(Tue) 08:35:49 編集(投稿者) 2024/09/21(Sat) 10:55:57 編集(投稿者)
Eric Dolphy - Out to lunch
https://www.youtube.com/watch?v=FAeTlrdJKDI
Ornette Coleman、John Coltrane ,Pharao Sandersなどにつづく、Free Jazzの 戦士ともいえる、黒人差別と闘った公民権運動と呼応する音楽活動家だったようです。 管楽器の音は、抑圧され、差別された黒人の屈折した感情をよく表現しています。
前回、差別論で共同体の批判的側面を論じましたが、虎の尾を踏むような危険な行為だったようです。あえてもっと踏み込むとヒューマニズム批判にもなりかねません。 人類愛というヒューマニズムの根本は人類という共同体精神で構成されており、異質性の排除という負の側面ももっています。これが容易に民族主義に転じるのです。 民族共同体主義は異なる民族と対立関係が生じると同じ民族というつながりですぐに結束します。大正時代のヒューマニズムは戦争を遂行する民族共同体に容易に転嫁しました。ワイマール憲法下でヒューマニズム的福祉思想は容易にナチズムに転嫁しました。共通の共同体意識をもっていますから転嫁しやすいのです。 だからといって共同体意識を否定しているわけではありません。共同体意識は秩序を維持するという大切な役割があります。ただ上述の欠点があることも深く認識する必要があります。重要なのは共同体意識と異質性のバランスだと考えます。
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