| >新発見の小惑星、「非常に低い」地球衝突リスク 宇宙望遠鏡で精査へ 2025.02.18
昨年末に発見された小惑星が、2%あまりの確率で2032年末に地球に衝突するリスクがあるとして注目されている。宇宙機関などは「可能性は非常に低い」とするものの、まだ軌道を精査できておらず、完全に否定できてはいない。米欧とカナダが共同開発した「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡」が観測するなどして軌道計算の精度を高め、リスクを見極めていく。 地球(水色)などの惑星と新たに見つかった小惑星「2024YR4」(白)の公転軌道、それぞれの今月15日時点の位置(白い点)=NASA提供 国際天文学連合や欧州宇宙機関(ESA)の資料によると、この小惑星「2024YR4」は昨年12月27日、小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS、アトラス)の南米チリでの観測により発見された。直径は推定40〜90メートルで、4年かけて太陽の周りを公転する。日本の小惑星探査機「はやぶさ」が探査した「イトカワ」、「はやぶさ2」の「リュウグウ」などと同様、公転軌道が地球の軌道の内外をまたぐ小惑星分類の一種「アポロ群」に分類される。今月17日時点の情報で、2032年12月22日に米航空宇宙局(NASA)は2.6%、ESAは2.4%の確率で地球に衝突するとしている。
世界が協力して強力な核ミサイルをつくり、衝突させて2024YR4の軌道を変えるのだ。
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