| 2024/09/15(Sun) 08:55:58 編集(投稿者) 2024/09/14(Sat) 10:06:56 編集(投稿者)
> 内なる差別にはいろいろな変形・ヴァリエーションがあると思います。私を経験を述べさせていただきました。
Floraさん たいへん貴重な意見ありがとうございました。内なる差別は「移民」問題の話題にはならない、もう一つの側面かもしれません。日本においても人口減少の対策として大幅に移民を増やそうという意見も経団連あたりからでています。移民を増やしてつまり働く人を増やして社会保障の維持を図りたいという趣旨だと思います。いずれ同じ「移民」問題が生じると思います。日本では移民には抵抗が大きいでしょうが。
内なる差別を構造的に見ますと、共同体意識による異質な者への排除があると思います。ここでは白人社会における共同体意識は異質である黒人や他人種をパージする力となって働きます。この白人社会の共同体意識が黒人に刷り込まれ内面化した時、共同体意識が黒人としての自己を責める、というのがコンプレックス(劣等感)の正体です。一種の良心の呵責ともいえます。(道徳的な良心の呵責とは区別したほうがいいと思います)さらに内面化した白人の共同体意識が黒人一般を差別するようになります。白人への同化も白人社会の共同体意識の働きによるものといえるでしょう。 共同体による異質なものへの排除は権力的であり、支配−被支配の構造をもちます。差別をなくすということは、この権力構造をなくすということであり、支配−被支配のない対等な関係へ回帰することです。異質であるがゆえに差別されることのない状態になることだと考えます。
|