| こんにちは、悪魔ちゃん
責任と、似た所のある言葉に義務というのがあります。義務というと「やらなければならないこと」、責任というと「やるべきこと」というニュアンスを感じます。義務は自分が直接関わらないところで決まったことを守らなければいけない(法律など)のに対して、責任は多かれ少なかれ自分が関わっていること(人との約束、自分が宣言したこと、赤ちゃんを産んだことetc.)に対して、社会通念上、取るべき行動のことだと思います。また、この二つの言葉はほとんど同じ意味合いで使われることもあります。
今回岸田首相が言った『防衛増税は「国民の責任で」』の背後には中国の軍事能力の増大、即ち中国からの脅威があるからで、これは中国が中国の意志で行っていることで、日本国民の意思ではありません。なので、中国の脅威から国を守らなければならないとすれば、責任というより義務です。
では、何故岸田首相が「責任」という言葉を使ったのかを想像すると、義務と言う言葉に対する反感を抑え、「自発的に」守ろうというニュアンスを持たせたかったのではないかと思います。
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