| 連休だし^^
【メルポンの講義本】、読んでるところまでで、わたしに思われてるの少し書いとく。
(1)〈子どもの意識〉と〈大人の意識〉は異なる。 として、 子どもから大人へ、これを「発達」ってふつう言ってるんだと思う。
(a)『子どもの場合、知覚された世界が(知性によって)知解された世界に先行します。』(p36) ってある。 メルポンは、子どものころの、世界とのかかわり方(あるいは世界の見え、あるいは世界を知る――その仕方)は、〈知能〉よりも〈知覚〉が主になっている、と見ているのだと思う。だからといって子どもの頃に〈知能〉はゼロ、っていうことじゃなくてね。 そして、 子どもの知覚はどうなってるのかを考えてるみたい。 →ただこのとき、それを『大人の返事』としてではなく、子どもの“そのうち”で見ようとしてるんだと思う。(*A) そして、 「子どもの意識から大人の意識への発達」を、『知覚から知能への移行』(p101,p107、p1103)として見てる感じ。
【モーリス・メルロ=ポンティ著『行動の構造』1942 滝浦静雄・木田元訳みすず書房 2014】(上)のなかでメルポンは、 『人間の意識という問題が決定的な形で論じられるのは、〈知覚〉や〈感覚的なもの〉の段階においてでなければならない』(p8) って言ってる。
じゃないよ、「思考だよ」、って言う人にとっては関係ない話し。
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