| この本は正確には「アンチ反日種族主義」の内容となる。
ニーチェが言うところのルサンチマン(ニーチェ用語:弱者が強者に抱くコンプレックスからくる怨恨感情)に毒された反日種族主義を断罪し負の連鎖を断ち切ることによって、民族の精神的自立を提起する書籍。
客観的事実のみを追い求めようとする学者魂には感服するし、彼らこそ真の愛国者だと思う。親日書籍というラベリングはあまりにも短絡的だし、日本では学年末に走り読みしかしない教科書の近代史の一端を6名の韓国人学者から教わった気分。
この本を読んでさらに嫌韓感情を増幅させるのは反日種族主義と変わらない過度の病的ナショナリズムであり、彼等が日本語版書籍を出版した意図に反する態度だと思う。
やはり紛争や対立の根底には相手に対する無理解と排他性、独善という名の病的自己愛があり、仮想敵国を想定することは手っ取り早い団結力の強化や支持率のアップとなる。
共著者らが自己犠牲を厭わない真の愛国者であるのに対して、その対極である反日種族主義を扇動する確信者らは、日韓関係を分断することによって何らかの見返りに寄生する保身と自己愛の塊であり、この手のプロパガンダに踊らされるマスゴミや畜群(ニーチェ用語:すぐに感化され付和雷同する群集や大衆の蔑称)は無知無能のとるに足りない群盲でしかない。
|