□投稿者/ 田秋 -(2020/05/22(Fri) 19:14:28)
| 2020/05/22(Fri) 19:23:32 編集(投稿者) 2020/05/22(Fri) 19:22:29 編集(投稿者) 2020/05/22(Fri) 19:19:33 編集(投稿者) 2020/05/22(Fri) 19:16:08 編集(投稿者)
まず極低音でC(ド)を延ばします(オルガン、コントラバスとコントラファゴット、大太鼓で味付け)。そしてトランペットがゆっくりC−G−C――と演奏します。トランペットの部分に(feierlich:荘重に)と書いてあります。 楽譜の頭にsehr breit Metr.四分音符=69(非常に幅広く、メトロノームで四分音符=69(1分間に四分音符が69個入る速さで))とあります。最初の低音のCの音の大きさはpp(ピアニッシモ)、トランペットはp(ピアノ:弱く)です。ピアニッシモはピアノよりもっと弱くという意味、但しpが2個あるからといってp半分の強さという意味ではありません。 pもppも絶対的な音量指定ではありません。Sehr breitもfeierlichも正確さを要求する数学や科学の論文では使えません。ただ一つ、メトロノームのテンポだけが数値指定です。これは信じられないかもしれませんが、「私(リヒャルト)ならこのテンポで演奏する」、という意味なのです。このテンポでない速さで演奏することを禁止する、という意味ではありません。 ということで音の高さとリズム以外は百人百様になっても全然不思議ではないのです。
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