| なんと!! そんなことがあるのか
触、について、みてみよう、と、 『『アビダンマッタサンガハ』を読む』藤本晃先生著、サンガ、を パッと開いたら、
十二因縁ではないけど、 『食』についての説明で、触食、についてのページでした。(p379)
引用します。
『§21 食 4 (略) 段食と、第二に触食、第三に意志食、第四に識食という4つが食です。』 以上が、アビダンマッタサンガハの文章です。
ここから、藤本晃先生の解説になります。 『心身に与える栄養です。 第一の段食だけが物質でできている、身体のための栄養です。 (略) 第二から第四の3つは、心に与える栄養です。
触食は、触れること。 対象が心に触れて、はじめて認識が生まれるのです。 触れることが心・認識の栄養なのです。 これはまだ物質的対象も含みますが、食べるというよりは、心に物質的刺激を与えるのです。
意志食は、「触れたい。認識したい。行動したい」という気持ち、衝動です。(略)
そして識食。認識した心が死ぬことが、次の心が生まれる因です。 心そのものが、次の心が生まれるための栄養なのです。
(略)
仏教のなぞなぞ「一って何?」の答え、「生命なら誰でも、たった一つ、食によって生きている」というのはこのことです。 無限に栄養を欲しがる衝動が消えると、輪廻も消えるのです。』 p379.380より引用
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