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No23052 の記事


■23052 / )  pipitさんへ (;´・ω・)
□投稿者/ うましか -(2022/05/04(Wed) 11:16:53)
    2022/05/04(Wed) 11:22:02 編集(投稿者)

    こんにち沼っス(`・ω・´)ゞ

    No.23043 (pipitさん)

    >何故カントは、『諸物自体に帰属するそうした固有性は、私たちには感官を通じては決して与えられない。』って言い切るのでしょうか?
    >あ、そうか、
    >色眼鏡を通して見える景色は、眼鏡の色の影響下に置かれている。
    >感官を通じている限り、感官の形式に従ったものしか得られない。
    (pipitさん)


    なるほど! (゚д゚)!


    >◇私たちは時間に絶対的な実在性に対する全ての要求を否認する。というのも、つまり、それでは実在性は、私たちの感性的直観の形式を顧慮しなくても、端的に諸物に条件ないしは固有性として結びついていることになってしまうからである。諸物自体に帰属するそうした固有性は、私たちには感官を通じては決して与えられない。<

    「色眼鏡」とは、私たちの「感性的直観の形式」の喩えですね。
    カントは、感性的な直観の形式を顧慮しなければ、物の実在性がその条件ないしは固有性として私たちの感官には与えられないと考えているということかな(;´・ω・)



    >色眼鏡が生まれた時から眼球に嵌め込まれてたとしたら、死ぬまでずっと、色眼鏡により生じた色を見るしかない。(pipitさん)


    時間の超越論的な観念性とは、生まれた時から嵌め込まれていた色眼鏡によって生じた(見られた)色の限界を示しているのるのかなー?(;´・ω・) もしその色眼鏡を剥がしてしまったら、それによって生じていた色は何ものでも無くなる…??


    >刹那のセンスデータ的接触記録を編集して、顕在意識に表すシステムが脳みそに組み込まれてるなら、顕在意識で思考する限り、システムの形式から逃れられない。(pipitさん)


    (-ω-;)ウーン

    事実「逃れられない」ならば、"逃れられないこと"すら意識はできない、とも"言えます"(・・;) 言葉ってありがたいですね。辛うじて「逃れている自分」を(たとえそれが錯誤であったとしても)感じられる余地は与えてくれますから。


    >感覚のすり替えって何でしょうか? (pipitさん)

    おお! 実はうましか、この「すり替え」と訳された"Subreptionen"で立ち往生しました。原佑訳では「詐取」とあり、??(;´・ω・)と。手持ちの独和辞書には載っていないいないため、他の訳で調べたところ、有福孝岳訳では「もろもろのすり替え」、石川文康訳では「虚偽陳述」、宇都宮監訳では「すり替え」とありました。

    ところで、この"Subreption"って、この概念だけで、研究テーマになるらしいのですよ!沼ですねー (/・ω・)/

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/philosophy1952/2000/51/2000_51_210/_article/-char/ja/


    >中山先生は、『感覚の錯誤』と訳されていました。(第一巻p107、中山先生独自番号064)(pipitさん)


    中山元訳も調べてみますね! m(__)m
    感謝です!!


    >感覚のすり替えの際には、このすり替えに基づく諸述語がそこに内属している現象自身については、その現象が客観的実在性を持っていることが前提とされている<


    >Aさんにとって信号は緑色、
    >Bさんにとって信号は青色、
    >一般的には、信号自体の色が客観的実在性を持ってることが前提とされている。(pipitさん)


    分かりやすい説明ですね!
    考察の参考になります。

    ありがとうございました(/・ω・)/ワーイ沼






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