□投稿者/ knowing itself -(2021/10/13(Wed) 06:04:21)
| > クラシックに限らず音楽はそれ自体、ある種の言語だと思う。抽象的な記号を身体で出力して、そこにうまれる人間や自然との共鳴が音楽の本質。言語は単なるコミニュケーションツールで、必要悪、言語性悪説といった、東洋思想の一部にある言語観と、クラシック音楽の言語観は、少し違うかな。
そういえばウィトゲンシュタインの後期に「言語ゲーム」があった。彼の「語り得ないもの」は前期の論理についての研究にあるものではあるが、ウィトゲンシュタイン哲学を彼の思索人生全体をフォローせずに、「語り得ないもの」だけを東洋思想的な沈黙礼讃のように理解する傾向が、ないとはいえないと思う。
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