| おはようございます、floraさん
先生の水墨画は一旦、玄関に飾りました。絵の基調の色が壁の色と同色で座り心地はいいです。暫くしたら床の間にも飾ってみます。
この絵は京都嵯峨野の落柿舎です(絵の端に先生の字でそうありました)。茅葺きの家の前に木が一本ありますがそれが柿なのでしょう。実も葉っぱもないので晩秋〜冬ということなのでしょうね。
昨日の魔笛ですが、演出が現代的で映像がふんだんに使われていました。例えば最初王子タミーノが大蛇に追われ夜の女王の侍女に助けられる場面では、舞台奥のスクリーンいっぱいに少しぼかされてよく分からない現代の映像が映し出されます。それが2画面(違う画像)〜4画面と分割されていき、どんどん細かくなっていきます。次第に各画面が点のようになり、最後は退治され横たわる大蛇が点描画で映し出される、という趣向です。
またモノスタトス3人はサングラスをかけ黒の上下で決めギャング風でした(ただし、滑稽)。以前はこういう演出は何かオリジナルにそぐわないと思いマイナスの評価をしていましたが、舞台芸術の講義を受けたとき講師の先生は「演出家の腕の見せ所」」と言ってました。その授業で参考例として映し出されたのはワルキューレの戦争場面で、舞台を病院のストレッチャーが何台も走り回っていました。 古いものを守っているだけではダメなのでしょう。何か新しいものを試み多くは廃れるのでしょうがそこで生き残った何かが新しいエネルギーとして伝統を形作っていくのでしょう。
|