| pipitさまに教えてもらたの、見て見ました。
======================= (1)【Hier ist eine Stufenleiter derselben. 】 以下は、諸表象様式の段階である。 (2)【Die Gattung ist Vorstellung ueberhaupt (repraesentatio). 】 類は表象一般(repraesentatio)である。 (3)【Unter ihr steht die Vorstellung mit Bewusstsein (perceptio).】 表象の下に、意識を伴った表象(perceptio)が属している。 (4)【Eine Perception, die sich lediglich auf das Subjekt, als die Modifikation seines Zustandes bezieht, ist Empfindung (sensatio),】 知覚は、主観の状態の変様としてもっぱら主観に関係する場合、感覚(sensatio)であり、 (5)【eine objektive Perzeption ist Erkenntnis (cognitio). 】 客観的知覚は、認識(cognitio)である。 (6)【Diese ist entweder Anschauung oder Begriff (intuitus vel conceptus). 】 認識は、直観か概念のいずれか(intuitus vel conceptus)である。 (7)【Jene bezieht sich unmittelbar auf den Gegenstand und ist einzeln; 】 【dieser mittelbar, vermittelst eines Merkmals, was mehreren Dingen gemein sein kann. 】 直観は直接に対象に関係し、個別的であるが、概念は、いくつかの事物に共通でありうる徴表を介して、間接的に対象に関係する。 (8)【Der Begriff ist entweder ein empirischer oder reiner Begriff, 】 概念は、経験的概念か純粋概念のいずれかである。 (9)【und der reine Begriff, sofern er lediglich im Verstande seinen Ursprung hat (nicht im reinen Bilde der Sinnlichkeit) heisst Notio. 】 そして純粋概念は、それがもっぱら悟性のうちにその源泉を有するかぎり(感性の純粋形象のうちにではなく)、悟性概念[Notio]と呼ばれる。 (10)【Ein Begriff aus Notionen, der die Moeglichkeit der Erfahrung uebersteigt, ist die Idee, oder der Vernunftbegriff. 】 悟性概念から生じ、経験の可能性を超える概念が、理念もしくは理性概念である。 =========================== について、 わたしいろいろ調べたり考えたりしたんだけど、な〜んか長くなっちゃたから、ここに書くことにします。
(3)〔意識を伴った表象(perceptio)〕 perceptio(ラ)ってperception知覚のことみたい。 で、〔意識を伴った表象〕=〔知覚〕ってする。 ってすると、〈意識を伴ってない表象〉っていうのもあるのかな?そしてそれは知覚とは呼ばない? ※カントの〔表象Vorstellung〕と〔意識Bewusstsein〕、とその関係がいまいちわからない。
(5)〔知覚〕=〔意識を伴った表象〕だから、〔客観的知覚〕=〔客観的意識を伴った表象〕っていうことになると思うんだけど、ところで、〔客観的知覚〕ってどういう知覚のこと? 「客観」に対して「主観」ってすると、〈主観的知覚〉っていうのがあるっていうこと? ってしたとき、〔客観的知覚は認識〕だけど、〈主観的知覚は認識ではない〉っていうこと? ※カントは「知覚」をどう見てるのかしら?〔表象〕-〔意識〕-〔知覚〕の関係性がいまいちわかんない。
(6)カントにおいては、〔認識〕は〔直観〕か〔概念〕かのどちらか、っていうことね。 ※〔直観Anschauung〕っていうのをカントはどういう意味で使ってるのかはわかんない。 ※〔知覚〕(カントの場合〔客観的意識を伴った表象〕)と〔直観〕と〔概念〕の関係がいまいちわかんない。
ここでちょっとネットで調べたのを、
*日本語の「概念」をネットで調べたら、 ・本質的特徴により区別された事物の類,また類別する思考様式。 ・個々の事物から共通な性質を取り出してつくられた表象 これから、 「概念」=思考によって、類別すること、類された表象 ってすることにした。 ようするに、「概念」っていうのは思考の領域に住まうものとして見られている、っていうことになるのかな? こう見たとき、(2)の〔類は表象一般〕っていうのよく分かんなかったんだけど、 〈表象一般は、思考によって類されたもの〉って言ってるんかな?って。 ってすると、すでに「思考」が「表象」の中に入り込んでる、っていうことかな?
ここで想い出したのが、 No26793で中島さんが言ってたのから、わたし、 「表象Vorstellung」=「私が私の前に何ものかを立てる」 ってしたんだけど、この「私」っていうの〈思考〉ってして見ると、 「表象」=〈思考が思考の前に何ものかを立てる〉 ってなってなった。
*「概念」をドイツ語で、ってネットで調べら、 Konzept/Begriff/Idee/Vorstellung/Grundlagen/Auffassung/Konzeotion ってあった。ここに出てきてるのは、Begriff。
*Begriffは日本語で、ってネットで調べたら、 「概念」「理解」「考え」 ってあった。ここではBegriffは「概念」って訳されている。
でね、 Begriffを「概念」って訳さず、〈理解〉ってしたらどうかな〜?って。 「理解」は〈理によって解する〉みたいな意味でね。
(6)以下を訳しかえて見るね、
(6)【Diese ist entweder Anschauung oder Begriff (intuitus vel conceptus). 】 〈6〉認識は、直観か〈理解〉のいずれか(intuitus vel conceptus)である。 (conceptus)をネットで調べたんだけど、ラテン語のようで、「胎児・胚・受精卵・受胎産物」ってあったけど、ここではこういう意味じゃなさそう。conceptのことだとして、ネットで調べたら、 ・・・・・・ 〔例から導かれる〕概念、観念 〔心に抱く〕考え、意見◆【同】conception 〔基本的な〕理解、把握 〔製品などの〕構想、コンセプト 【他動】 〔〜を〕考え出す ・・・・・・ ってあった。 こう見ると、Begriffを「概念」って訳さず、「理解」ってしてもいいのかな?って。
(7)【Jene bezieht sich unmittelbar auf den Gegenstand und ist einzeln; 】 【dieser mittelbar, vermittelst eines Merkmals, was mehreren Dingen gemein sein kann. 】 〈7〉直観は直接に対象に関係し、個別的であるが、〈理解〉は、いくつかの事物に共通でありうる徴表を介して、間接的に対象に関係する。
(8)【Der Begriff ist entweder ein empirischer oder reiner Begriff, 】 ここに〔純粋なreiner〕っていうの出てきてるけど、 No26849で、中島さんが言ってような、 「純粋」(rein)=〔経験的(empirisch)ではない〕 に置きかえて見ると、
〈8〉理解は、経験的理解か経験的ではない理解のいずれかである。
ってなった。
(9)【und der reine Begriff, sofern er lediglich im Verstande seinen Ursprung hat (nicht im reinen Bilde der Sinnlichkeit) heisst Notio. 】 ここに〔悟性〕とか[Notio]っていうの出てきてる。ネットでちょっと調べたら、
*「悟性」はドイツ語で、 Verstand/Intelligenz Verstandは日本語で、「理解力」「思考力」「判断力」/Intelligenzは日本語で「知能」 (9)の独文中の、Verstandeは「理解する」「分かる」ってあった。
*Notioは、(ラテン語)idea/knowkege/notion ideaは「考え」って、あった。
でね、Verstandeを「思考力」、Notioを「考え」として、〔純粋〕のところも変えると、
〈9〉そして経験的ではない理解は、それがもっぱら思考力のうちにその源泉を有するかぎり(感性の純粋形象のうちにではなく)、思考力理解[考え]と呼ばれる。
ってなたよ。
(10)【Ein Begriff aus Notionen, der die Moeglichkeit der Erfahrung uebersteigt, ist die Idee, oder der Vernunftbegriff. 】 ネットで調べたら、 *Ideeは、「観念」「思いつき」「理念」ってあった。 ここでは「理念」って訳されてるから、そのままで、 *Vernunftbegriffは「理性」ってあったから、これにかえて見ると、
〈10〉思考力理解から生じ、経験の可能性を超える理解が、理念もしくは理性である。
ってなった。
並べると、 〈6〉認識は、直観か理解のいずれかである。 〈7〉直観は直接に対象に関係し、個別的であるが、理解は、いくつかの事物に共通でありうる徴表を介して、間接的に対象に関係する。 〈8〉理解は、経験的理解か経験的ではない理解のいずれかである。 〈9〉そして経験的ではない理解は、それがもっぱら思考力のうちにその源泉を有するかぎり(感性の純粋形象のうちにではなく)、思考力理解[考え]と呼ばれる。 〈10〉思考力理解から生じ、経験の可能性を超える理解が、理念もしくは理性である。
「思考」や「理」尽くし、っていう感じかな。
な〜んかごちゃごちゃしちゃってるけど、せっかく考えたんで書いてみました。
あ〜、疲れた。
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