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Re[8]: 色即是空と〈私〉について
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□投稿者/ knowing itself -(2020/04/26(Sun) 19:47:51)
| こんばんは。レスありがとうございます。
> 全体運動は物質的な運動に限ったものでない(例えば喜怒哀楽などの感情や苦、意識の志向性なども含む)と今のところ考えているので、
これは同意です。どちらも含めて空を超える内容はないとknowing itselfは考えています。
>>空も相関関係によって規定されるなら、色との区別がつかなくなると思います。色と空はイコールではなく差別化しなければ意味がないと。 > > ここ少し違います。空が相関関係によって規定されるのではなく、空が全体運動、つまり相関関係で成立する世界全体のことであると考えているとうことです。空が実相であり、実相は相依性縁起である、と。
相関関係で成立する世界全体が空だとします。その場合、色はどうなりますか?knowing itself は色もというか、色こそが相関関係で成立していると考えます。だから色と色は不二となるともいえそうですが、差別化しないと空の真義が曖昧になると感じています。空が本当に実相であるなら、相関関係によって初めて成立するのは妥当だろうかという問題意識をもっています。
> また色即是空は色と空が不二であることも示しており、色と空を区別してしまうのはむしろ私たちの分別智によるものであって、無上正等覚は無分別智であると理解しています。
色の本体は空と寸分の差異もなくイコールだと考えています。空の自己制限形・限定縮小バージョンが色です。制限を完全に廃棄すれば、色という必要はなくなるので空だけですが、制限が残る間は、色と空の不二はこの意味において成り立つとみなします。
> >>やはり究極の自己と一体化するところの形而上学的な主体(梵)を空と考えておられるということでしょうか >>形而上学的というより、リアルな主体でしょう。 > > ここ確認です。究極の自己が空であるという意味ですか。
そうです。真我も同じ意味で使っています。
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